ダイソー過炭酸ナトリウム 食洗機で使えるの?洗剤と混ぜるの?


ダイソーに置いているナチュラル系洗剤。

その使い勝手の良さを知って我が家でも最近よく使うようになりました。

中でも一番洗浄力が強い過炭酸ナトリウム

これは、食洗機に使えるんでしょうか?

今回は過炭酸ナトリウムについてみてみたいと思います。

スポンサーリンク

ダイソーの過炭酸ナトリウム

ダイソーの洗剤コーナーに行くと、いろんな種類の洗剤がおいてありますよね。

中でもかなりのスペースが取られてるのが、落ち落ち君シリーズ。

パッケージの目がかわいいですよね。

いかにも落ちそうな雰囲気がして好きです^^

このシリーズ、重曹、セスキ炭酸ソーダ、過炭酸ナトリウム、クエン酸の4種類置いてますが、クエン酸以外の3つはいずれも炭酸ナトリウムがベースであり性質的に兄弟分と言えると思います。

この中で、一番強力なのが末っ子の過炭酸ナトリウムという感じでしょうか。(長男の重曹が一番マイルドです)

では、過炭酸ナトリウムとはどんなものなのなんでしょうか?

性質や特徴を見てみたいと思います。

過炭酸ナトリウムとは?

過炭酸ナトリウムは、正式には「炭酸ナトリウム過酸化水素化物」という名称で、炭酸ナトリウムに過酸化水素がくっついてできたものです。

過酸化水素による酸化力があるので漂白剤、除菌剤、消臭剤として効果があります。

過炭酸ナトリウムを水に溶かすと、炭酸ナトリウムと過酸化水素に分離していきます。

過酸化水素が水に溶けたものは過酸化水素水で、これは切り傷などに使われる「オキシドール」のことです。

この過炭酸ナトリウムは、酸素系漂白剤の主成分として配合されていることが多いものの、使い方があまり知られていないのか、単体で使われることはあまりありません。

ダイソーの商品でもパッケージにはそんなに詳しく使い方とか注意点とか書いてません涙

しかし、これほど安全な割に効果の高い洗剤は多分ほかにないと思うんですが、、、使いにくさをあえて挙げると、お湯を使わないと効果が低いという点でしょうか。

水(お湯)に溶かして酸素を放出した後の溶液は炭酸ナトリウムという食品にも混ぜられている無害な物質になるのです。

というわけで、詳細は省きますが、この過炭酸ナトリウム、めっちゃ安全な洗剤です。

漂白剤以外の使い道もあまり知られていない、過炭酸ナトリウム。

ところが実はかなり多方面に使える実力派アイテムなんです。

用途としては、食器洗い乾燥機用洗剤や、パイプクリーナー、洗濯槽クリーナーなどなど。

塩素系の漂白剤より効果は弱いものの、使用時に発生するのが酸素であり、かつ漂白が終わった後は炭酸ナトリウムという無害な物が残るだけなので、安全で環境にも優しいということで注目されているのです。

過炭酸ナトリウムの特徴

・白色の粉末で、水に溶けて炭酸ソーダと過酸化水素に分離します。

・水溶液はpH10.5(1%)の弱アルカリ性を示します。

・過酸化水素は弱アルカリ性水溶液中で加熱した場合に、活性酸素と水に分解して酸化力を示し、色素を分解して無色の物質に変えたり(漂白)、殺菌効果を発揮します(殺菌)。

・分解された物質は除去されやすくなります。

スポンサーリンク

・反応は温和なので、絹・毛を除くすべての繊維に使用でき、色柄物や樹脂加工したものにも使えます。

過炭酸ナトリウムが得意なこと

・布製品や器物類の殺菌漂白

・食器洗い機の洗剤として

・発泡力を活かして洗濯槽や排水管パイプの掃除に

ダイソーの過炭酸ナトリウム 食洗機用洗剤として使えるの?

というわけで、酸素系の漂白剤として色々な洗剤に混ぜた商品が出ている過炭酸ナトリウム。

実は、漂白や殺菌効果を発揮させるためには、過炭酸ナトリウム単体で使ったほうが効果があるんです。

アルカリと漂白作用で食器の汚れやくすみもすっきり洗い上げてくれますよ!

食器洗い機にこもるイヤな臭いにを殺菌効果により除去してくれます。

使用量は、4~5人用の機種で小さじ1杯(約5g)が目安です。

食器の量や汚れ具合によって加減してください。

食べ残しや、カレールー、ソースなどは、ざっと洗い流すか拭き取ってから、食器洗い機に入れましょう。

【過炭酸ナトリウムが食器の汚れを落とす仕組み】

過炭酸ナトリウムが水(湯)に溶ける

過酸化水素(活性酸素+水)が発生。活性酸素の作用で茶渋などを漂白

過酸化水素を失った過炭酸ナトリウムは炭酸ソーダになる

「アルカリ」+「熱い湯」+「湯が吹き付けられる物理的な力」、この3つにより食器の汚れが洗い流されるんですね。

ダイソーの過炭酸ナトリウム ほかの洗剤と混ぜるとどうなるの?

この過炭酸ナトリウム、一度使ってみると分かりますが、過炭酸ナトリウムをお湯に溶かして布なんかを漬け置きすると、シュワシュワ~、と泡が出てきます。

この泡は酸素なので全く無害。

そして、この泡の発生時に、強めの漂白効果や殺菌効果を発揮するんです。

ところが、他の洗剤と混ぜて使うと、洗剤の成分(界面活性剤とか)と、過炭酸ナトリウムが反応してしまい、漂白や殺菌の効果が落ちると言う事が起きてしまいます。

洗剤と混ぜると、泡がシュワシュワ出てくると思います。

そのため洗浄力がアップしているのかと勘違いしてしまいますが、これは逆でせっかくの過炭酸ナトリウムの力である酸化力が無駄に使われているだけなんです。

なので過炭酸ナトリウムを食洗機で使う場合には、他の洗剤と混ぜないで使うのが一番効果が高いということが言えます。

過炭酸ナトリウムは、単独で使うのが一番効果がある、と覚えておきましょう!

過炭酸ナトリウムで落ちない食洗機の汚れは?

また、食洗機に限らず、湯沸かしポットとかでもそうですが、使っていると白い水垢が固まってくっついてきますよね。

これは、水に含まれている炭酸カルシウムが固まって付着したもので、過炭酸ナトリウムでは落とすことが出来ません。

この白い固まりは、酸性のナチュラル洗剤であるクエン酸を使うと落とすことが出来ます。

過炭酸ナトリウムで洗った後、別途クエン酸を使って洗浄するときれいに落とすことが出来るはずです。

間違っても面倒だからと言って、過炭酸ナトリウムとクエン酸を混ぜて使わないよう、ご注意ください!クエン酸の酸性と過炭酸ナトリウムのアルカリが中和してしまい全く意味がなくなります。

まとめ

洗剤には色々な種類がありますが、汚れの性質に合わせて使い分けると、大変掃除や洗濯が楽になります。

私も色々試している最中でして、過炭酸ナトリウムを使いこなせれば、お家の中を効率的に清潔にしていけるはずですよ^^/

以上ご参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

スポンサーリンク