乳酸キャベツとは?キャベツの保存食ザワークラウトの簡単な作り方

以前、乳酸キャベツというのがテレビなどで紹介され話題になりましたが、この乳酸キャベツっていったい何なの?

なぜ体に良いの?など疑問に思われる方も多いと思います。

我が家では以前からこの乳酸キャベツなるものを良く作って食べていました。

ここでは、乳酸キャベツについて少し見てみたいと思います。

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乳酸キャベツとは?

乳酸キャベツというのは、ヨーロッパのキャベツの保存食であるザワークラウトのことを指しています。

なぜ、ザワークラウトのことを乳酸キャベツなどと言うようになったのかは不明ですが、乳酸キャベツ=ザワークラウトというのは、古くからヨーロッパで食べられてきた野菜の漬け物(英語で「ピクルス」)なのです。

このザワークラウト、特にドイツで冬の保存食としてよく食べられる食材で、ドイツでは16世紀ころから食べられていました。

今ではヨーロッパ各地でも色々な調理法で食べられています。

私が子供のころによく読んでいた本で、「おおどろぼうホッツェンプロッツ」というドイツの絵本があるのですが、この本の中で食事の風景にソーセージと山盛りのザワークラウトが良く出てきたのを思い出します。

ザワークラウトというのは、ドイツ語で「酸っぱいキャベツ」という意味ですが、これは酢漬けにして酸っぱくしたわけではなく、キャベツに元々ついている乳酸菌を発酵させることですっぱくさせる発酵食なのです。

このように、乳酸キャベツというのは、ザワークラウトのことを指しており、日本の漬け物と同じく、ヨーロッパで古くから食べられてきた野菜の漬け物=発酵食品のことなんですね。

キャベツの保存食 ザワークラウト

キャベツの保存食として、昔から作られてきたザワークラウト。

ドイツでは昔から冬の保存食として家庭でもザワークラウトを作ってきました。

どこの家庭でも秋に採れたキャベツを使って大きな樽で自家製ザワークラウトを作っていたそうですが、最近では市販のものを利用する人が多いそうです。

なんだか、日本の味噌や、漬け物とかと同じですね。少し寂しい気がします。

このザワークラウトのような、野菜の漬け物というのは、保存食として世界各地で色々なものが作らていますが、野菜を無駄なく長期保存する手法として人類の知恵と言えると思います。

ザワークラウトの栄養面での特徴としては、キャベツが持っている胃の粘膜をよくする働きがある物質やビタミンCがたくさん含まれています。

また、乳酸菌が豊富に含まれているため生のまま食べることが好ましく、腸の働きを活性化させ便秘を防ぐ効果があると考えられています。

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キャベツの保存食 簡単な作り方

ザワークラウトの作り方は難しくありません。

さらに、ジップロックを使うことで本当に手軽に作ることができるんです。

<材料>
①キャベツ500グラム
②塩:10グラム(キャベツの重さに対して2%程度)

<作り方>

①キャベツを水でさっと洗う
→多少の雑菌などは、乳酸菌が増殖することで抑えてくれるのですが、キャベツの場合農薬がついていることもあるため特に外側の葉は水で洗うことをお勧めします。

②キャベツをせん切りにする

③②をジップロックへ詰めながら、塩を振りかけて、よく混ぜ、空気を抜く。

④③に重石を載せて室温で数日おく。
→ときどき少し揉んで、キャベツから出てくる汁を混ぜるようにします。

気温にもよりますが、2~3日でキャベツから水分が出てきて白く濁った汁にキャベツが漬かっている状態になれば成功です。

汁が透明な場合には、乳酸菌の発酵があまり進まず、雑菌などによりくさってしまった可能性があります。

ジップロックの蓋は開け閉めすると雑菌が入ってしまいますので、出来上がるまでなるべく開けないほうが良いです。

キャベツ全体が汁に漬かった状態になったら、少し様子を見てジップロックを開けて味見をしてみましょう。

酸っぱい味になっていれば、成功です。

あとは保存がきく状態になりますので、冷蔵庫で保管します。

ただ、もし、明らかに腐った臭いになっていたら、失敗ですのでやり直し!^^

まとめ

いかがでしょうか?

少し前に流行った乳酸キャベツって実は古くからヨーロッパで食べられてきた保存食だったんですね。

またジップロックを使えば簡単に作ることもできますので是非、キャベツの特売がある日には試しに作ってみてはいかがでしょうか。

以上ありがとうございました。

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