オリゴ糖を砂糖代わりに使ってダイエット。乳酸菌のエサの糖

最近少しお腹の調子が悪いことが多くて、色々調べたらオリゴ糖が肥満になりにくく、かつ、腸の状態を整える効果があるすごい糖である、と言う事を知り毎日ヨーグルトにかけたりして摂るようにしています。

以前はオリゴ糖って、「糖」というからには、砂糖と同じくカロリー高いんじゃないの?

と思ったりしてましたが実は全く異なる性質を持っています。

うまく使えば、お腹の調子を整えつつ、ダイエットの効果もある、という一石二鳥の効果も期待できるのです。

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オリゴ糖を砂糖の代わりに使ってダイエット?

オリゴ糖ってどんな糖?

ところで、オリゴ糖というのはどんな糖なのでしょうか?

「糖」というからには、砂糖と同じく肥満の原因になるんじゃないの?

と思われがち。

私もそう思ってましたが、実はその性質は砂糖とは全く異なります

糖は、一番小さな単位(一番吸収されやすい糖)の単糖類、これが二つ連なった二糖類と、単糖類がいくつかくっついてできてる多糖類に分けられます。

単糖類は、ブドウ糖、や、果糖。そして、二糖類にはショ糖、乳糖なんかがあります。

多糖類の中でも単糖類が3つから10数個くらいまで連なってるのを、少糖類といいますが、オリゴ糖はこの少糖類に分類されています。

そして、もっとたくさん連なっているのがデンプンなどです。一応分類的には食物繊維も炭水化物に分類されます。

↓簡単にまとめるとこんな感じ。

そして、人工甘味料には、デンプンなどから生成されるスクラロース(スクラロースは炭水化物に分類されるそうです)、タンパク質から生成されるアスパルテームなど、色々なものがあります。

オリゴ糖は消化吸収されない?

オリゴ糖は20種類くらいあり、物によって若干異なりますが砂糖より甘さは控え目なものが多いです。

デンプンが唾液の成分で分解されて、単糖類になって吸収されるのに比べて、オリゴ糖は人間の持っている消化酵素などではほとんど分解されなく、ほぼそのまま小腸、大腸へ運ばれていきます。

そして、腸の中にいる腸内細菌のうち、いわゆる善玉菌と言われる細菌であるビフィズス菌などの乳酸菌の餌になることがわかっていきているのです。

また、大腸菌などの悪玉菌は、オリゴ糖をエサとはしません。

腸内環境を整えるのに重要な役割を果たす、乳酸菌のエサになって活性化させる効果があるのがオリゴ糖なのです。

食物繊維も腸にいいと言われますが、食物繊維自体は乳酸菌のエサにはならず、また、消化吸収もされません。そのため食物繊維だけをとっても効果は限定的で、重要なのは腸内にいる乳酸菌を活発に活動させることです。その点、乳酸菌のエサになるオリゴ糖をとることは腸の活性化に大変効果のあることなんです。

ちなみに、人工甘味料は砂糖の数百倍の甘さがあるものなどあったりします。

少量で甘さを出せるので安く済むという訳ですね。

そして、人工甘味料は、甘さはあるけど体には吸収されず、そのまま体外へ排出されてしまいます。

母乳に含まれているオリゴ糖。赤ちゃんを守る働きが!

オリゴ糖が最初に発見されたのは、赤ちゃんの便からだそうです。

赤ちゃんは、生まれてくる時には体の中に全く菌がいない状態で生まれてきます。

ところが、生まれてきたとたんに、外界から色々な菌が体内に入り込んできます。

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そして、それらの菌のうち害のある菌から体を守るために、母乳に含まれているオリゴ糖がお腹の中のビフィズス菌を活性化させ、赤ちゃんの免疫機能を強くさせる役割を果たしているのです。

母乳で育つ赤ちゃんの方が粉ミルクで育つ赤ちゃんより病気をしにくい、というのはそのためなのです。

また、オリゴ糖は虫歯菌の栄養にならないため、虫歯になりにくい甘味料としても知られています。

砂糖の代わりにオリゴ糖を使ってダイエット

このように、オリゴ糖というのは、体内で糖として消化吸収されない性質があるため、食べても血糖値が上がらず、脂肪になることはありません。

そのため、砂糖の代わりに使えばダイエット効果があると言えるでしょう。

ただ、難点としては、値段が高い点でしょうか・・・

色々探してみましたが、一般のスーパーで売ってるのは、液体タイプのものがほとんど。液体タイプのものは100%オリゴ糖ではなく、砂糖などとの混ざり物がほとんどです。

↓唯一粉末タイプで売ってるのは、こちら。これは、ほぼ100%に近いオリゴ糖です。

ただ、これは6グラム入りのスティックが15本入りで約700円。

普通の砂糖の30倍くらいの値段ということになりますね、ちょっとびっくりするような値段です^^;

あとは、ネットや健康食品の店で売ってますが、大体500グラム入りで1500~2000円くらい。

値段を気にせず完全に砂糖の代わりにオリゴ糖を使うようにすれば、かなりのダイエット効果があるはずですが、ちょっと高いですよね^^;

なので、完全に砂糖と置き換えて使う、というよりは、ヨーグルトを食べるときに使う、とか、コーヒーに入れて飲む、とか一部砂糖の代わりに使う、というのが良いかと思います。

オリゴ糖は乳酸菌のエサとなって腸内環境を整える

ところで、オリゴ糖は乳酸菌のエサになる、ということですがこれはどういう効果があるんでしょうか?

腸内環境については多くの研究がされて色々なことが分かってきています。

中でも重要な役割を果たしているのが、「免疫機能」です。

人体の外から菌や有害物質などが体に入ってきたときに、体を守る働きをするのが免疫機能ですが、この免疫機能の6割とか7割が腸に集中しているのです。

なので腸の環境を整えるということは、風邪をひきにくくし、元気に健康に生活するうえで非常に大事になってくるのですが、この腸の環境を整えるうえで非常に重要な役割を果たしているのが、乳酸菌などのいわゆる「善玉菌」といわれる菌です。

この乳酸菌などの善玉菌は、人の腸の中で、乳酸や酢酸などを作りだすことで大腸菌やその他有害な細菌が増殖するのを抑える働きをしています。大腸菌などの細菌は酸性の環境に弱いのです。

そして、乳酸菌が元気になると、宿主である人も元気になるということですね。人と体の中にいる細菌は共存関係にある、というわけです。

まだまだ勉強不足ですが、知れば知るほど生き物ってすごいな、、と驚きます^^/

そして、乳酸菌はオリゴ糖を栄養源として活発に活動するようになるのです。

まとめ

いかがでしょうか。

砂糖と同じように甘いのに肥満の原因になりにくく、腸内環境を整える働きがある不思議な糖のオリゴ糖。

オリゴ糖は、その原料によって何種類もありそれぞれ甘さや風味に特徴があります。いずれも結構値段が張るのが難点ですが、、、

甘いものが好きな人にはおすすめの甘味料と言えるでしょう。

私もしばらく試していきたいと思っています。

以上ご参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

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