玄米の毒とは?玄米は発芽するの?水に浸すと芽が出るの?

完全食とまで言われるほど、多くの栄養素を保有していて、体に良いと言われる玄米。

でも、玄米には種特有の「毒素」が含まれていてこれを取り除いたほうがより体に良いとも言われています。

玄米は、水に少しつけて置くことで、「発芽米」の状態にした方が、毒素がなくなり、栄養価も高くなるとのことです。

では、そもそも、玄米を水に浸けておくと、本当に芽が出るんでしょうか?

と!

思いまして、試してみました。

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玄米の毒とは?

お米は稲の種というか果実にあたるもので、外側の籾とか胚とかヌカを取り除いて食べやすくしたのが白米です。

これに対して、玄米は外側の籾殻の部分だけを取り除いた状態なので、胚芽がついています。

どんな植物でもそうですが、本来、植物の種というのは、自分の子孫を残すためのものであり、他の動物に食べられることが目的のものではありません。

鳥や動物とかに食べられることで、遠くまで運んでもらって、フンとして排出してもらうことで、生息地域を広げていく植物は多くありますが、そのためには、動物の胃の中で種の部分が消化されてしまわないように守られてなければなりません。

また、種の状態で水がない季節を耐え忍び、雨季が来て水分が豊富な状態になったら、目を覚まして発芽する、という性質を持っている植物もいたりもします。

耐え忍んでいる期間は、カビや微生物によってくさってしまわないよう身を守る成分が含まれているのが、水を含むとその性質がなくなって、発芽に備えるようになるのです。

玄米に含まれている「アブシジン酸」という成分がこの性質を持っていて、玄米をそのまま食べると、このアブシジン酸の成分が体に良くない効果がある、と言われているのです。

このアブシジン酸の性質を玄米からのぞいてしまうためには、

①煎る

②水に浸け玄米に目を覚まさせて、「発芽モード」にすることでアブシジン酸を無効にしてしまう、

などのことをやる必要があると言われています。

①の「煎る」というのは、効果ありそうですが、ちょっと面倒なのと、煎ってしまうと、パサパサになってお米の美味しさが半減してしまいます。

ですので、玄米を美味しく、かつ、より安全に食べるためには、②の水に浸けて、発芽米の状態にしてしまうのが一番良い、ということになるんですね!

でも、本当に玄米って生きてるのか?水に浸けると、芽が出てくるのか?ちょっと疑問に思いますよね?

というわけで!

実際に玄米を水に浸けておいたら、芽が出るのか、試してみました!

玄米は発芽するの?

玄米を水に浸ける~1日目~

お皿にティッシュを敷いて、水を十分に含ませた状態にして玄米を置きます。

近くで見るとこんな感じです。まだ水に浸したばかりなので乾いてますね。これがどうなっていくのか観察していきましょう~

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玄米を水に浸すと芽が出るの?

玄米を水に浸ける~2日目

水に浸けて、約24時間経過後です。パッと見、ちょっと水を含んだ感じになってます。
近くで見ると、一粒一粒が水を含んで少し膨れてきてますね。でも、まだ芽が出てくるほどではない感じです。

玄米を水に浸ける~3日目

2日目の写真から約12時間後。まだあんまり変わりませんね。

あれれ…近くで見ると、ちょっと芽の部分が膨らんできてるような・・・

玄米を水に浸ける ~4日目

玄米を水に浸けてから4日目。

なんと!

発芽し始めた粒が出てき始めました。全部が発芽したわけではありませんが、、、、でも、かなり近くに寄らないとはっきり芽が出てきてるのが確認できないくらいの状態です。

玄米を水に浸ける ~5日目

5日目になると、もう完全に発芽してるのが肉眼で、ちょっと離れていても分かるくらいの状態です。

おー、、生命は偉大ですね。。。大半の粒が芽を出してきました。

いやー、普通に毎日食べてる玄米、水をやるとちゃんと発芽するんですね~。

これ、きちんと育てれば、イネに育つんでしょうか。ちょっとやってみたいと思いましたが、それは中々難しそうなので、実験はここまでで終了です^^!

まとめ

今回使ったのは、家で普段食べている、玄米で普通にスーパーで売ってる玄米です。

(2キロ入りで900円くらい)

普通の玄米でも水に浸けておくと、芽が出てくる!ということが分かりました。

肉眼で目に見えるくらい芽が出てくるのには、5日間程度かかっていますが、実際水に浸けて玄米が冬眠状態から目を覚まして「発芽モード」に切り替わるのには、半日から一日くらいと言われています。

ですので、玄米を食べる際には、炊く前に半日~1日くらい水に浸けて戻す、ということをやると、より栄養価が高く、かつ、安全に美味しく食べれる、「発芽米」になる!ということが確認できました。

是非、玄米を食べる際にはお試しください!

以上ご参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

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