デビットカードの種類とその違いを比較。おすすめはどれ?

デビットカードというものをご存知またはご利用されたことはありますでしょうか?

従来のクレジットカードと同じような使い方ができ、かつ、現金とほぼ同じ使い方ができるため安心感があることから徐々に普及が進んでいるサービスです。

一歩先に手掛け始めたのはVISAだったのですが、今では、JCB、マスターなど他社も追随してきています。

また、日本独自の規格もあるのです。

ここでは、色々ある規格の比較と、実際に使ってみてどれがおすすめなのかを見てみたいと思います。

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デビットカードの種類と違い

デビットカードとは?

まず、簡単にデビットカードがどういうものかをおさらいをしてみます。

今まで、お店、ネットショップなどで買い物したりするときの支払いの手段としては、大きく3種類だったと思います。

①現金(振込)
②プリペイドカード(スイカ、イコカ、ナナコ、ワオン、その他各社が独自にカードを発行して沢山ありますね。私の地元のスーパーでも発行していて割引サービスがあるため、我が家では利用しています)
③クレジットカード(JCB、VISA、マスター、アメックスなど)

のどれかでした。

この中で、クレジットカードだけ少し性質が異なっているのですがお判りでしょうか?

現金は当然持っている範囲でしか支払いできず、プリペイドカードも事前に入金した金額でしか使えないという意味では持っている現金の範囲でしか支払いできないというものですね。

これに対して、クレジットカードだけは、一時的に自分の現金を減らさず支払いをすることができるのです。いわゆる、「信用=クレジット」の機能なのですが、この点が他の支払い手段と一番異なる部分です。

「クレジット」という名前の通り、カードの所有者である「あなた」をカード会社が「信用」して、カードの枠の範囲内で一時的に立て替えをしてくれるのです。

支払うときにはカード会社があなたに代わって支払いを立て替えて払ってくれ、後日まとめて請求がくる、という仕組みですね。

デビットカードはこのクレジットカードの立て替え機能だけなくしたカードということができます。

デビットカードで支払いをすると、即時に銀行口座から引き落としがされるのです。

そのため、銀行の口座に入っている残高以上の支払いはできません。

デビットカードの種類と違い

では、デビットカードにはどんな種類があってどこが違うのでしょうか?

デビットカードは大きく分けると、二つのタイプに分かれます。

一つは、J-デビットという日本独自の規格、もう一つは、VISAブランドなどのクレジットカードと同じカード会社の仕組みを使うデビットカードで、今のところ日本ではVISAが一番普及しているようですが、JCBなども追随している状況です。

①J-デビットとは?
これは、銀行のキャッシュカードを使って、お店で支払いができる仕組みです。

もう20年近く前からあるサービスなのに、今一つ普及しなかったのが残念ですが、日本独自の規格です。

クレジットカードと同じように支払いの時に銀行のキャッシュカードを提示することで決済を済ませるという仕組みで、実は、殆どの金融機関のキャッシュカードが対応しているのです。

ただ、私もこのデビットカードの存在はつい最近まで知りませんでした、、、汗

イマイチ普及しなかった理由の一つに、Jデビットに加盟しているお店でしか使えないのですが、この加盟店があんまり多くないようなんです。

VISAがデビットカードの普及に力を入れてきたこともあり、加盟店を増やすことがうまくいっていないようです。

あと、ネット決済に対応できない、という欠点がありこれは痛いところです。

一度、ご自分が普段使っている銀行がJデビット対応をしているかご確認してみてはいかがかと思います。

②ブランドカード

これはVISAが先行していましたが、現状ではJCBが追随しています。数は少ないですがマスターもやり始めています。

仕組みとしては、銀行のキャッシュカードと一体型になっていて、キャッシュカードと逆の向きで端末を通す、という形になっています。

カードに、「VISAデビット」とか、「JCBデビット」とか、記載されていて銀行のキャッシュカード一枚で事が済むので、クレジットカードがやたらと増えなくて済む、というのもメリットとしてあげられます。

みずほ銀行がJCB、三井住友がVISA、三菱UFJがVISAとJCB両方、を扱っており、地銀はこのメガバンク系列で色分けされているようです。

また、ネット銀行はバラバラですが、大きく分けると、早くからデビットカードを扱っていた銀行は、VISA、最近になって取り扱い始めた銀行は、JCBが多い、という傾向があるようです。

お店などで買い物するとき、その店が加盟店ではないと使えないのですが、VISAとJCBであれば、ほとんどどのお店で使えるので使い勝手としてはあまり変わらないのかなと思います。

キャッシュカードを発行する際もれなくついているケースと、キャッシュカードの発行とは別途申し込みをして、デビットカードの機能を追加する、というケースがあります。
(ソニー銀行などは、普通預金口座を開設するともれなくデビットカード機能が付いています)

デビットカードの種類およびその比較

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デビットカードの種類とおすすめはどれ?

私自身が使用してみたデビットカードは、メイン口座のみずほのJCB、ソニー銀行のVISA、セブン銀行のJCB、なんかの時に開設したりそな銀行のVISA、の4種類です。

このうち、使い勝手が良いと思われるデビットカードは、ソニー銀行のVISAデビットと、セブン銀行のJCBデビットの二つです。

メインバンクとして使っている口座でデビットカードを使うと、管理が分かりにくくなってしまうかなと感じた為、みずほ銀行のデビットカードはあまり使わなくなりました。

メインの銀行口座とは別の口座にデビットカードを使う分だけ入金しておいて利用する、という使い方が一番わかりやすいかなと感じています。

この際、お金の入出金のときにはATMを使うことがほとんどなので、利用できるATMが沢山あり入出金手数料が無料、というのが最低限必要な事項かと思います。

この点、ソニー銀行は、セブン銀行のATMで入出金が24時間、回数制限なく無料である、というのが便利で一番使うようになりました。

セブンイレブンが家の近くと会社の近くにあるため、気軽に入出金出来るて便利なのです。

そういう意味ではセブン銀行も同じく便利なのですが、なぜか、セブン銀行は、出金については有料になる時間帯があるのでちょっと注意が必要なんですよね。(ソニー銀行が24時間無料なのに何故???とちょっと不思議です)

あとちょこちょこセブンイレブンで買い物するときに、セブン銀行のデビットカードで支払いをするとポイントが結構たまるのでよく利用しています。

まとめ

何らかの理由でクレジットカードが作れない方でも、デビットカードは作ることができます。

また、カードを利用すると即時に口座から引き落としになるため、使っているときの感覚としてはほぼ現金を使っているのと同じ感覚の使い方になります。

そのため使い過ぎの防止やお金の管理もやりやすくなるカードと言えると思います。

今は、アマゾンとかネットフリックスのような動画サービスなどクレジットカード払いしかないサービスも結構あったりしますが、こういった支払もデビットカードで支払うことができますので、

一度慣れるとクレジットカードはいらなくなるくらいデビットカードは使い勝手が良いと感じています。

現状、VISAとJCBのどちらかのブランドがほとんどの銀行でサービスを展開していますので、普段ご利用されている銀行でデビットカードが使えるか一度ご確認されてみてはいかがでしょうか。

以上ありがとうございました。

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