君の膵臓を食べたいの映画の感想、評価、泣ける場所は?

映画版の君の膵臓を食べたい、をDVDで借りて見てみました。

少し前の話題作で気になっていていたのですが、題名が微妙な感じがしたので、見ていませんでした。

人気小説の映画化で青春映画です。

題名が突飛なのでB級作品かもなー、と思ったりもしていのですが、評価が高くて人気作品のようなので、前知識なしに借りて見てみました。

結果としては、めちゃくちゃ良い映画で感動してしまいました。

今回は、君の膵臓を食べたいの映画の感想や私なりの評価など書いてみました。

因みに、以下、若干(かなり?)ネタバレがあるのでまだ見てない方はご注意ください!

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君の膵臓を食べたいの映画の感想

出演者がよい

とにかく本作は主演の北村匠海と浜辺美波がめちゃくちゃ良かったです。

また、大人になった「君」役の小栗旬が良かったです。

北村匠海の演じる、まっすぐで純粋なんだけど自分の殻に閉じこもった「君」がよかったですね。

また、浜辺美波もいいですね。

とにかく、かわいいのでそれだけでかなりプラスですが^^、性格がよく明るい子が演じられていてよかったです。

こういう役どころは、ただ明るくふるまうだけではいくらかわいくても馬鹿っぽくなってしまうので結構難しいですよね、自然な演技がよかったと思います。

浜辺美波さんって、子供頃から芸能界で子役とかやってきた、筋金入りの役者らしいですね、演技力はさすがだなと思いました。

素の本人はかなり違う性格というか、割とおとなしい女の子らしいので、すごい演技力だと思います。

ただ、どうしてそんなに「君」の役どころがそこまで殻に閉じこもってるのか?

という点については特に説明がなくて、もう少し描写があってもよかったかな~、と感じましたが。。。

また、桜良役も、いつからそんな病気であることが分かったのか、もともと明るい子だったのか、病気であることが分かってからわざと明るくふるまってるのか?

など、もう少し描写や説明があったらもっとよかったのにな~とは思いました。

ストーリーについて

病気恋愛もの、ということだけ知ってこの映画をみたのですが、見てみた感想としてはストーリー的には「世界の中心で愛を叫ぶ」にちょっと似てるかな、、と思いました。

旅行に行くところとか、同じやん!と思ったので、実は参考にはしてるんじゃないかな~と思いましたね。

自分の殻に閉じこもった「君」が、病気でもうすぐ死んでしまう「桜良」と心を通わせる物語なんですが、「桜良」にとって生きるということは、人とのつながりを大事にすることであり、「君」とのつながりが生きていることの証なんですね。

恋愛もののようでいて、恋愛ものとはちょっと違って、人と人のつながりを描いた物語です。

ただ、お互い好きな感情があるからそういうつながりを持つことが出来たんだろう、という意味では、恋愛に発展する前の段階のラブストーリーという感じでしょうか。

うーん、まさに青春映画。。

セカチュウが完全な恋愛ものだったのに対して、こちらは、恋愛とも友情ともちょっと違うので、やや雰囲気が違いますが。

セカチュウは何度見たか分からないくらいはまりましたが(単に綾瀬はるかが好きだっただけかも笑)、見方によっては、主人公の男の子が高校時代の死んでしまった彼女との恋愛をいつまでも引きずってしまっているちょっと救いようのないストーリーなんですよね~

それに対して、この作品は、「君」が高校時代に死んでしまった彼女(正確に言うと彼女になる前の関係の女の子ですが)のことを、12年たったいまでも引きずっているんですが、そこから立ち直ろうとし始めた、前向きなところがいいかな、と思いました。

小雪も読みましたが、ちょっと雰囲気が違いますよね。

映画を先に見ちゃったからかもしれませんが、映画の方がよいすかね^^!

君の膵臓を食べたいの映画の不思議なところ

あと、この映画を見ていて、演出上ちょっと気になってわざとやってんのかな?と不思議に思った部分があります。

それは、話の大半が、二人以外の登場人物が極めて少ない(クラスメート数人だけ)点です。

ほとんど最後のほうまで大人(親、兄弟、先生など)が全く出てこないんです。

これだけ学校の教室シーン、家でのシーンがあるのに先生や親が出てこないのって不自然な感じすら受けました。

ただ、登場人物が少ない分話が分かりやすくなって見やすいな、とも感じたので、分かりやすさを狙ってそうしているのかなとも思いました。

お気づきになった方もいるのではないでしょうか?

まあ、百歩譲って先生は出てこないとしても、親が出てこないのはやっぱ変だよー、と思ってたら、桜良が死んだところから、二人のお母さんが出てきたりするようになってくるんですよね。

これは桜良が死んだことがきっかけで、自分の狭い世界しか興味がなかった「君」が変わり始めたことを表してるんじゃないか、、、?と私は感じたのですが、、、

敢えて白黒のシーンを駆使して、カラーの映像に意味を持たせるような演出の映画よくありますが、あれと似たような感覚を受けたんですよね。

皆さんはどう感じられましたでしょうか?

君の膵臓を食べたいの映画の評価

面白い映画とは?

面白い映画の基準というのは人によって違うし、色々あると思います。

好きなアイドルとか俳優が出ている、監督が好きだ、とか、ジャンルの好み、とか人それぞれだと思います。

私は、割と映画好きであまりジャンルや俳優とかにこだわりはなく何でも見るんですが、で、どういう映画が面白いと感じるんだろう、、と少し考えてみました。

そうしたら、私が面白いと感じる映画は、「もっとのこの映画の世界を見ていたい」、と感じるかどうかという点が一番大きいかな、と感じました。

最近は映画館はたまに行くくらいで、DVDとか動画サービスで映画を見ることが多いんですが、これだと途中で一時停止できるので、まあまあ面白い映画くらいだと、途中でトイレ行ったり、他のことやっちゃったり、早送りしちゃったりすることが結構あるんですよね。

ただ、本当に面白いと感じる映画だとこれがなくて、最初から最後までずっと見ていたいと感じるし、途中で休憩とかせずに最後まで見てしまいます。

また、本当に面白い映画だと、アクション映画だろうと、恋愛映画だろうと、ジャンルを問わず、また、どんなに長編だろうと、あー、もう終わっちゃうのか~、と感じるんですよね。

なので、これを感じる映画かどうか、というのが私にとって映画の評価基準かな、と思います。

君の膵臓を食べたい、は、この基準で行くとかなり評価が高い作品です~!何度も見てしまいました^^!

君の膵臓を食べたいの映画の評価

この作品は、2時間の映画なので内容とかストーリーの割には長めの作品だと思いますが、全く長いと感じずこの映画の世界が心地よく、ずっと見ていられました。

主人公の2人がみずみずくて、魅力的なのも大きかったと思います。

青春時代特有の固さというか潔癖さというか、損得勘定なしの心のやり取りみたいなのが、見ていて気持ちよかったです。

あのあと、3人は仲良くなるのか、主人公の「なかよし君」(最後に名前が出てきましたけど)は、どう変わるのか、とかもっとこの作品の世界を見続けたいな!

とすごく思いました。

ストーリー的な部分についてはかなり早い段階で膵臓の病気である、ということを明らかにしてしまうことで、最初から最後がなんとなく想像できるようなストーリーにあえてしてるのが秀逸だと思いました。

ただ、「さくら」の死なせ方がちょっと残念だったというか、確かに前半に伏線はあったものの、そういう死に方させなくても、、というのが少しがっかりした点です。

この点だけがちょっとわざとらしさを感じてしまったのと、もう一回二人が会うシーンを見たかった、と思ってしまいストーリー的に残念な点でしょうか。

この点については、病気で苦しんで死ぬ姿を描くより、むしろ良かったのか?と思うところではありますが、、、

というわけで、この作品は、私の評価としては、10点満点中9点という感じです。

マイナス一点の部分は、やっぱり「さくら」の最後ですかね、、、原作通りなんでしょうがあの死なせ方はちょっと残念でしたね。。。(しつこいですが^^)

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君の膵臓を食べたいの映画の泣ける場面は?

健気な桜良の姿に結構最初の方からウルウルしちゃいました。

が、やっぱり一番泣ける場面は、最後の方の、「君」が、桜良のお母さんの前で号泣するシーンでしょうか。

ずっと無感情・無表情を装っていた彼が、最後感情を爆発させる姿には思わず泣けてしまいました。

それとこのシーンの「ありがとう、あなたのおかげで桜良はしっかり生きることができた」っていう咲良のお母さんの言葉がぐっときます。

しっかり生きるって、本当に難しいことだと思います。

まとめ

久しぶりに映画を見て年甲斐もなく泣いてしまいました^^

是非原作も読んでみたいと思います。

原作は映画とは少し違うらしいですが、こちらも泣けるそうなので楽しみです。笑

以上ありがとうございました。

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