電子レンジや湯煎できる便利なアイラップ なぜ耐熱温度が高いの?理由を調べてみた

キッチンで欠かせないアイテムには、サランラップとかの食品ラップ、ジップロックなどの保存用ストックバッグやフリーザーバッグ、そして、ちょっとした小分けとか保存用のポリ袋などがありますよね。

こういったアイテムって大半が、耐冷温度は結構強いもの(冷凍もOK)だったりするのに、耐熱温度は100度以下のものが多く、「湯煎や電子レンジは不可」、というものが多いと思います。

電子レンジや湯煎できる便利なアイラップ

普通のポリ袋、食品ラップ、ジップロックなどのストックバッグ類は、鍋に直接触れないよう、気を付けて使えば湯煎くらいは大丈夫かもしれませんが、レンジで使うと結構溶けてしまってる感じがするので、やめたほうが良いと思われます。

耐熱温度は書いてないものが多いですが、耐熱温度70度って書いてあったりする商品もありますのでこういうのは、湯煎もやめたほうがよいかもしれません。お湯は沸騰して蒸気になると100度を超えますので注意が必要です。

でも、、、なかなかレンジがOKのポリ袋って売ってないんですよね、あってもちょっと値段が高かったり。

実際、少し前まで、うちでも冷凍したものを湯煎したりするときは気を付けながらですが、普通のポリ袋を使っていたものですが、、、

ところが!

少し前に出会った「アイラップ」

これが、なんと、湯煎も電子レンジもOK、という驚きの不思議なポリ袋。ネットでは結構有名だったようですが、我が家で初めて使ったのは1年前くらいです^^;初めて買ったのは確か東急ハンズだったと思います。

見た目は、ほぼ、普通のポリ袋と同じなのに、なぜかレンジOKという神商品です。

以来、料理に便利なので見かけると少し買いだめするようにしています。

電子レンジや湯煎できる便利なアイラップ なぜ耐熱温度が高いの?理由を調べてみた

このアイラップ、こんなに便利なのに少し前までなぜか北陸とか山形とかで主に販売されていたそうで、首都圏では最近まであまり見かけませんでした。

ただ、徐々に取扱店が増えてきているようです。(東急ハンズ、ドンキホーテ、ヨーカ堂などなど)

ちなみに、うちの地元スーパーではまだ売ってません^^;

100均でもまだ売ってないですね~。

ところで、このアイラップ、よく考えてみたら見た目はほとんど普通のポリ袋と同じなのになんでレンジOKなのかな?

と、最近になって、ふと思いました。(散々使っておいて今更、ですけど!笑)

恐らく、素材が違うんだろうなー、、とは思っていましたが・・・

で、ある時、箱に書いてる原材料を見てみたところ、、、

おや?

「ポリエチレン」と書いてあります。このマイナス30度っていうのも、ジップロックとかポリ袋と同じ表記です。

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少し前に、ストックバックとか、食品用ラップとかの材料をいろいろ比べてみたことがあったので、この時あれ?と思ったんですが、このポリエチレンっていう素材は、ジップロックとかのストックバック類や、ポリ袋、そして食品ラップなどかなり広く使われてる素材で、これらはいずれも「レンジ不可」「湯煎も不可」の商品なんです。

同じポリエチレンを使ってるのに、なぜ「アイラップ」だけレンジがOKなの?と急に不思議、というか不安になってしまいました。

そして、次に思ったのは、「そうか!フィルムの厚さが違うんだろう!」ということですが、、

よく見たら、フィルムの厚さは、普通のポリ袋とほぼ同じです(むしろ少し薄いくらい・・・)。

うーん、ホントは普通のポリ袋と同じなのか?とかちょっと疑心暗鬼になってしまい、ネットで色々調べてみました。

なぜアイラップは耐熱温度が高いの?

調べると言っても、ネットで検索しても出てくるのはアイラップの使い方ばかり・・・

あんまり誰もそういうことは気にしないのでしょうかね。

でも、気にしなければ湯煎もレンジもOKのポリ袋はホント便利ですよね。

ポリエチレンの種類

次に調べたのは、ポリエチレン、という素材についてです。同じポリエチレンでも、違うものがあるのかな??と素人ながら思ってみたりして調べたところ、、

やはり!

同じ「ポリエチレン」でも、いくつか種類があるようで、大まかに言うと

「高密度ポリエチレン」と「低密度ポリエチレン」という二つの種類があるのが分かりました。

高密度ポリエチレンは、その名の通り密度が高い素材なんだそうで、ポリエチレンの中でも耐久性、耐熱性が高いもの

低密度ポリエチレンは、密度が低いもので耐熱温度も低いもの、ということです。

化学は完全素人なので、どっちが高級素材なのかとか、値段が高いのか、などはよくわかりません。

こうなってくると、恐らく、普通のストックバッグやポリ袋は、低密度ポリエチレンが使われていて、アイラップは高密度ポリエチレンが使われているのでは?と思いましたが、果たしてほんとにそうなのかはネットで調べただけではわかりませんでした。

メーカーに聞いてみた

そして最後にたどり着いたのは、、、アイラップの製造販売元である会社へ質問する!ということでした。

ダメもとでHPから質問メールを送ったところ、なんと、翌日めちゃ丁寧なご返信をいただきました!

メール内容も分かりやすくて丁寧で感動してしまいました^^!

回答内容は、まさに私が思った通りで、「アイラップ」は高密度ポリエチレンを素材に使ってるので、普通のポリ袋とかより耐熱温度が高いのです、ということでした。

これで安心して使うことができます。。。ありがとうございました!m(_ _)m

因みに、耐熱温度というのは、結構どの商品にも書いてないことが多く、アイラップの箱にも書いてないのですが、一般的には高密度ポリエチレンの耐熱温度は120~130度前後、ということのようでして、アイラップの耐熱温度は普通のポリ袋より少し高め、という程度のもののようです。

なので、いくらレンジOKといえども高出力のレンジで長時間やると、やはり溶けると思いますのでそこは注意して使ったほうが良いと思います^^!

しかし、ここまでくると、更に疑問に思うのが、なぜ他の商品(ジップロックとかのストックバッグ、一般的なポリ袋など)が、アイラップと同じ高密度ポリエチレンを使わないのか?ということになってきますよね。

レンジOK!とかをうたい文句にしたらもっと売れそうな気がしますが。

これはまた次回の調査で調べてみたいと思います^^!

以上、今回はアイラップの謎を調べてみました。

ご参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

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