菊芋は血糖値を下げる食べ物?イヌリンの効果~天然のインシュリン


ここ何年か健康診断で、空腹時血糖値が高め、との診断を受けて運動したり食べ物に気を使ったりしています。

最近、血糖値を下げる食べ物がある、と知りまして試してみているところです。

その食べ物とは、菊芋です

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菊芋は血糖値を下げるの?

血糖値を下げる仕組み

人は食事をとると、食べ物の中の炭水化物や糖分が血中に吸収され、血糖値が上がります。

これを下げる効果があるのが、インシュリンというホルモンです。

インシュリンは、膵臓から分泌されるホルモンで、食事をとって血液中の糖度が高くなると分泌され、糖をエネルギーに変換したり余分なものを体内に取り込んだりして血中の糖度を一定量に調整する働きがあります。

インシュリンはこのように非常に重要な働きをするのですが、暴飲暴食を続けたりすると膵臓が疲労してしまい、十分なインシュリンが分泌できなくなり、血中糖度を抑えることが難しくなってしまうことがあります。

これが進行するのが糖尿病です。

体の中には、血糖値を下げるホルモンはインスリンしかなく、膵臓が弱ると高血糖状態が慢性的に起きてしまいます。

そして、糖尿病を発症すると、さまざまな合併症があるため危険な病気と言えます。

血糖値を下げる食べ物

菊芋は生姜のようなかたちをしていて、イモと呼ばれているものの、イモの仲間ではなくキク科に属します。

栄養価が非常に高く、昔は重要な栄養素として重宝されていました。

菊芋に含まれる成分が薬や糖尿病、ダイエット、美容に効果があると欧米でも注目されている野菜です。

また、菊芋に含まれる成分が血糖値の上昇を抑える効果があり、糖尿病の改善に役立つ、と注目されています。

菊芋のイヌリンが血糖値を下げる効果がある?

イヌリンとは?~天然のインシュリンと言われる成分~

菊芋には、「イヌリン」という、多糖類の一種が含まれています。

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多糖類とは、糖質の最小単位である単糖が多数結合したもののことをいいます。

イヌリンは砂糖やでんぷんなどの糖類の仲間ですが、人間はイヌリンを分解する酵素を体内に持っていないため、イヌリンを含む食材を摂取してもほとんど吸収されずに体外へ排出されます。

そのため、イヌリンは水溶性の食物繊維に分類され、腸内で発酵分解されるとフラクトオリゴ糖になることで知られています。

イヌリンは腸で水分を吸収するとゲル状になり、一緒に摂った糖質の吸収を抑える働きを持っています。

そのため食後の急激な血糖値の上昇を抑えることができ、すい臓のインスリン分泌に負担をかけないことから「天然のインシュリン」とも呼ばれているのです。

また腸内で善玉菌のエサとなるため、腸内環境を整える効果を持ち、ダイエット食品などに多く利用されています。

菊芋に含まれるその他の栄養

イヌリンのほか、菊芋に多く含まれている成分には亜鉛がありますが、インスリンには亜鉛が含まれており、亜鉛が不足するとインスリンを作ることができなくなります。

亜鉛はインスリンを作るときだけでなく、体内でインスリンの働きを持続させる効果もあるのです。

また、菊芋は100gあたり35kcalしかなく、ジャガイモの約半分のカロリーしかありません。

低カロリーで腹持ちが良く、満腹感を得られやすいことから、カロリーの摂り過ぎにも効果があると考えられます。

そのほか、食物繊維、ポリフェノール、マンガン、カリウム、ビタミン群なども豊富に含んでおり、健康に役立つ食品なのです。

まとめ

菊芋については、以前テレビとかで健康に役立つ、というのを見たことがあった気がするのですがまだ若かったこともありあまり気にしていませんでした。

自分が健康に気をつける年になってくると、菊芋のすごさが分かるようになり、試してみているところです。

ただ、どこにでも売ってるわけではなく、いつでも手に入る食材ではないので、よく探して売ってるのを見つけたら積極的に買って試してみたいと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

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