牛乳だけで作るクリームチーズを作ってみました。
牛乳だけで作る手作りクリームチーズ
先日ユーチューブを見ていたら、なぜか手作りチーズの作り方動画がおススメに上がってきました。
ほう、、、牛乳だけでクリームチーズが作れちゃうんだー、と思い動画を見てみたらめちゃ簡単そう・・・
で。
最近、丁度チーズケーキづくりに凝っていたこともあり、試してみたくなりまして、早速試してみることに^^
何回かやってみて何とかうまく出来るようになったので記録として書いてみました。
牛乳だけで作る手作りクリームチーズ 簡単&美味しい無添加の安全安心チーズの作り方
材料
牛乳:1リットル
お酢:大さじ1.5
塩:小さじ0.5くらい
牛乳1リットルで、出来上がりのチーズが200グラムくらいです。
塩は、適量をちょっと探ってるところですが、小さじ1(5g)くらいは入れても良いかもしれません。少なすぎると出来上がったとき美味しくないのと、最初のうちに入れないと最後に足そうとしてもりネットリしてくるので混ぜにくくなってしまいます。途中で味見しながら足りなければ少しずつ足す、という感じで調整すると良いと思います。
作り方
1.お酢を牛乳に加えて温めて分離させる
↓牛乳を鍋に入れて、
↓お酢を加えます。
↓そしたら火にかけます。火力は焦げないよう中火~弱火です。
↓ゆっくりかき混ぜながら温めます。温度が上がってくると、牛乳が分離し始めて固形物が出てきます。最初ざらっとした感じのものが出てきて、
↓徐々に透明な液体が見えてくるようになり、
↓完全に透明な液体と固形物に分離したらOKです。
↓ザルにキッチンペーパーを敷いて水分を濾します。キッチンペーパーはフェルトタイプのものがくっつきにくいのでおすすめ。でも普通の紙のでも大丈夫です。
↓この濾した後の液体は、「ホエー」というそうで、これも栄養たっぷりらしいので冷蔵庫で冷やしておきましょう。レモン汁とはちみつを加えると美味しいです!(カルピスみたいな感じになります)
ちなみに、お酢はこちらのホエーの方へ残っていて、固形物の方にはすっぱい味は残りません。このホエーを美味しく飲むために、お酢の代わりにレモン汁を使っても良いと思います。
(酸性の液体ならなんでもいいようです)
2.よく混ぜる
↓軽く水分を切ります。
↓器へ移しまして、
↓これで大体200gくらい。
↓この段階で塩を加えます。塩分濃度は2%(4g)くらいが目安かなと思います。最初は少な目の1%(2g)くらいで作ったらちょっと味が薄かったです。
↓そうしたら良ーくこねます。最初はおからみたいな感じでボロボロしているのが、段々とネットリしてきます。
↓よくコネコネしていきましょう。
↓だんだん粘り気が出てきて混ぜるのに力が要るようになってきます・・・(;^ω^)
↓途中味見をしてみつつ、ブツブツがなくなるくらいまでこねていきます。味見で塩気が足りなければ追加しましょう~。
↓出来上がり♪!あとは冷蔵庫で冷やします。数日は大丈夫です。
かなり濃厚な美味しいチーズの出来上がりです!
そのまま食べても美味しいですし、パンに塗ったり、パスタに乗せたり、クラッカーにつけておつまみにもいいです!
作り方のコツ
たんぱく質のツブツブが残ってると、食べた時の舌触りがよくないのでなるべくツブツブが残らないようよくつぶしながら混ぜるのがコツです。最後の方はかなりネットリしてきて混ぜるのが大変になってくるので、フードプロセッサーとかを使っても良いかもしれません。
あと、塩はしっかり入れた方が美味しいです。減塩とかにしようとすると牛乳の匂いがして好みにもよりますが美味しくないかもです。
どうしてお酢で牛乳が固まるの?
ドレッシングを作るときに油と水って混ざらないので良く振って一時的に混ぜて使いますよね。この混ざった状態を乳化(英語ではエマルジョン)と呼びます。ただ、水と油だけだと一時的に混ざるだけですぐ元に戻ってしまいます。
同じように牛乳(生乳)の中には脂分と水分の両方が入っているのに、元に戻らない、という不思議な状態になっています。これは、牛乳の中に含まれる液体状のたんぱく質(カゼイン)が脂分と水が分離するのを防ぐ役割を果たしているのです。
こういう性質の液体を乳化剤と呼びます。(因みにですが、、生乳から脂肪分を分離して作ったのがバターとかの材料になる乳脂肪分です。ですので、普通の牛乳は脂肪分の大半が取り除かれた状態です。)
このように乳化剤、というのは分離してしまうものを混ぜ合わせる効果があり、いろんな乳化剤がいろんな食べ物に使われているし、洗剤なんかもこの性質が使われています。洗剤を油に入れると油が溶けて水に混ざりますよね?
牛乳に含まれるカゼインは天然の乳化剤、というわけです。
そして、牛乳に含まれているこのカゼインは液体が一定以上の酸性になると、カゼイン同士が結合して固まる、という性質があるのです。
なので、このレシピのように牛乳に酸性の高いお酢(又はレモン汁など)を加えると、水分と、カゼインの塊に分けることができる、というわけです。
一方でもともと水に溶けていたミネラルとか他の成分は水分の方に残りますのでホエーにはミネラルとか他の成分が残っててこちらも栄養たっぷり、というわけですね。
面白いですね~。
無添加のチーズなので安心・安全
ところで、最近食品添加物に少し注意するようになって気づいたのですが、市販の安いチーズってめちゃくちゃ添加物が使われていて添加物の塊なんですよね~(;^ω^)
自分で作ってみると分かるのですが、チーズのネットリとした食感を出すのって結構手間がかかるのと、牛乳1リットルで200グラムしか取れないのでちょっと割高です。
なので、脂肪分を足したり、あとは、増粘剤や乳化剤とかも使われてたりします。裏面の原材料欄を見ると一般的なチーズは食べる気がなくなることもあったりします。。。
その点、この牛乳とお酢と塩だけで作る手作りチーズは安心安全ですね!
買ってくるのよりは多少面倒ですが意外と簡単に作れてしまうので最初は驚きました。
かき混ぜる工程がちょっと大変なのでミキサーとかフードプロセッサーを使うのがおススメかと思います。
簡単なので是非一度お試しください^^!
以上ご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。