夏はお中元のシーズンですね。
会社の取引先からお中元をもらった方はそのお返しをどうしようか頭を悩まされてるのではないでしょうか?
相手は仕事の関係で送ってきているケースが殆どなので割り切ってお礼だけ言えばよい、とか、お礼状だけでよい、などいわれることもありますが、ホントにそうなの?と不安に思われる方はここで一旦確認しておきましょう。
お中元のお返しは必要?
基本的にはお中元というのは、先輩や先生などの目上の方、お世話になった方など自分より立場の上の方へ感謝の意味を込めて贈るものですので、お返しは不要と言われています。
年賀状などと違って、お返しせずに礼儀を欠くということはありません。
ただ、何かの折に「ありがとうございます」といったお礼の言葉、もしくはお礼状を送るということはした方がよいでしょう。
お返しについては、こちらの気持ちですので、今後お付き合いを深めていきたい、などこれからの関係できめればよいでしょう。
特に、一般的には、業務上の取引先からもらったお中元についてはお返しは不要です。
お中元のお返し。取引先からもらったら
ただ、取引先からのお中元については、あまり過剰な贈り物だったり、あなたの会社が贈答などを原則しない会社の場合には注意が必要です。
特に、自宅にお中元を贈ってくるような取引先に対しては、やんわりと、場合によってははっきりとそういう贈り物は受け取れない、来年からはやめて欲しいなど伝えるべきです。
また、宅配便で送られてきたものを、受け取らずに返送してもらうなどの対応をしたほうがよい場合もあるでしょう。
もし受け取る場合には、会社の上司に報告したうえで、相手にはお礼状を添えて同程度の金額のお返しをした方がよいでしょう。
お中元のお返しの金額や時期
最近はそういったことはあまりないと思いますが、お中元として取引先から、もし、金券、その他金額的に常識的な額を超えているようなものが送られてきた場合には、ご自分で受け取ったりしてはいけません。
しっかり断りの連絡をいれ、品物をそのまま返すのが望ましいです。
また、そういった取引先はあまり常識的とは言えないかもしれませんので、今後の取引を見直すきっかけになるかもしれません。
ただ、事を荒立てるのが難しけば会社の上司へ報告し、品物も会社が受け取ったという形にしておくのが良いでしょう。
常識的なお中元としては、せいぜい2~3000円くらいのものを会社の部署あてに送られてくる、ということが殆どですので、お返しをもしするのであれば同程度の額を時期をあけずにお返しする、というのがよいでしょう。
一般的なお中元の時期としては、6月の下旬ころ7月15日までを言いますのでこの時期までにお返しするのが好ましいです。
この時期を過ぎたら、暑中お見舞いとして、さらに8月の8日(立秋)を過ぎたら残暑お見舞い、としてお返しをするのが習わしとされています。
まとめ
昨今コンプライアンスが特に企業社会では厳しくなっています。
お中元というのは本来感謝の気持ちを伝えるものですが、会社の業務上の取引先からもらう場合には、のちの取引に悪影響が出ないようよく注意をして対応をしてください。
以上ありがとうございました。