ダイエットしていても甘いお菓子を食べたい!・・・
私、甘いものを控えるダイエットをやっているのですが、もともと甘いお菓子が大好きなためダイエット中も食べられる美味しいお菓子を色々考えました。
今回はオリゴ糖ときな粉を使った高たんぱくな、簡単な手作りお菓子をご紹介します。
簡単で美味しいですよ!
オリゴ糖ときな粉の高たんぱく菓子
脂肪の原因は血糖値の上昇
今、巷で常識になりつつあるダイエットの考え方は、体脂肪を減らすにはカロリーの制限ではなく糖質の制限が必要である、ということです。
体に脂肪がつくのは、砂糖、ブドウ糖などの糖を摂取したときに起こる血糖値の上昇が原因です。
血糖値が上昇すると、膵臓からインシュリンというホルモンが分泌され、体はエネルギーの元になる血液中の糖を脂肪に変えて体内に蓄えようとします。
そのため、脂肪を減らしてダイエットをするにはできるだけ血糖値をあげないような食事をすることが重要なのです。
そして、大抵のお菓子にたっぷり含まれている「砂糖」は、非常に吸収されやすい性質があるため、血糖値の急激な上昇を引き起こしやすい成分なのです。
オリゴ糖で血糖値をあげずに腸を整えよう
オリゴ糖は、砂糖と同じく「糖」とつきますが、
実は!
その性質は全く異なるもので、人が持っている消化酵素ではほとんど消化されないため吸収されない糖です。甘いのに不思議な食べ物ですよね。
そのため、食べても血糖値をあげることがなく、しかもほぼそのまま腸まで届きます。
そして、何より特徴的なのが、腸にいる乳酸菌などの善玉菌のエサになることで腸の状態を整える効果がある点です。
オリゴ糖は、体の免疫機能の大半が存在すると言われる腸を活性化させることで免疫力がアップすると言われているのです。オリゴ糖の一種は、母乳にも含まれていて、赤ちゃんのお腹を整え、生まれたばかりで抵抗力の弱い赤ちゃんを守り、健康に育つことを助ける働きをしているんです。
このように、オリゴ糖は、甘いのに吸収されにくいため、砂糖の代わりに使えばダイエットの効果もある、といういわば一石二鳥の糖と言えるでしょう。
高タンパク食のきな粉
プロテインバーなどの食品の成分を見るとわかりますが、大抵のプロテイン食でたんぱく源の材料として使われているのは大豆です。きな粉はその大豆を乾燥させて粉にしたものなので高たんぱくです。
↓こちら、今回使ったダイソーのきな粉。
↑きな粉ってカロリーだけ見ると、結構高カロリーで普通のお菓子と同じかな、、、と思ってしまいますが、、、
実はその内訳が大きく違います!
カロリー計算は、タンパク質と、炭水化物と、脂質の重量に一定の数値をかけて算出したものの合計で、カロリーの計算上は、タンパク質と糖質(炭水化物)は同じカロリーで計算されるのです。そのため、タンパク質が多いと高カロリーになるんです。
で、、、
ここまでタンパク質の割合が多くて糖質の割合が少ない食品はあまり他にはないと思います!
大豆は加工に適したタンパク質
たんぱく質が多く含まれる食材としてあげられるものとしては、肉、魚、乳製品、卵、そして大豆。
この中で、唯一、植物性のたんぱく質が大豆です。
豆腐とか納豆とかも高たんぱく食の代表格として名前があげられる食品ですよね。
大豆は乾燥させると保存がきくので、加工食品には向いているのでしょう。
チーズなんかの乳製品も高たんぱく食ですが、脂質がちょっと高め。
そして、肉類には超怖いボツリヌス菌などの細菌の恐れがあります。
肉類は、プロテイン食みたいに加工食の原料にするには、食中毒が危険なため使われにくいようです。
(ハムとかベーコンとかの保存食ではボツリヌス菌などの細菌による食中毒を防ぐための添加物が使われています)
価格面でも肉類や乳製品は高コストになりがちです。その点、大豆は値段も手ごろです。
というわけで!
大豆の粉であるきな粉は、手軽に摂れる高プロテイン食の代表といえるでしょう。
オリゴ糖ときな粉で高たんぱくのダイエットおやつを手作りしてみた!
というわけで!
オリゴ糖ときな粉で作るお菓子なら、血糖値をあげることがなく、高たんぱくで、お腹にもやさしいので、いわば一石二鳥、一石三鳥のお菓子なのでは?!
と考え、作ってみました^^/
ガラクトオリゴ糖ときな粉でダイエットおやつを手作り!
オリゴ糖にも何種類かあって、(20種類くらいあると言われています)、それぞれ味、甘さ、風味、など特徴があります。
因みに先ほど、オリゴ糖は消化されにくいと書きましたが、物によっては消化されやすいオリゴ糖もあります。
ダイエットのためにオリゴ糖を使うのであれば、消化されにくいオリゴ糖(難消化性)のものを選びましょう。
うちには、いくつか買い集めたオリゴ糖がありましてその中から、今回作るお菓子に合ってそうな、ガラクトオリゴ糖を選んで作ってみました。ガラクトオリゴ糖は難消化性のオリゴ糖です。
↓今回使ったのは、こちら、ガラクトオリゴ糖。
ガラクトオリゴ糖は、牛乳から抽出した成分が原料で、母乳に含まれているオリゴ糖というのはガラクトオリゴ糖なのです。
母乳で育てる赤ちゃんは風邪をひきにくい、とよく言われますが、これは母乳に含まれるガラクトオリゴ糖が赤ちゃんのお腹の中のビフィズス菌などの善玉菌を活性化させ、その結果赤ちゃんの免疫力が高まるため、と考えられています。
生まれたばかりの赤ちゃんを色んな病気から守る役割を果たしている、やさしいオリゴ糖と言えるでしょう!
しかも、このガラクトオリゴ糖、風味がミルクっぽい感じがして美味しいのと、水分を吸うと少し粘りが出て飴みたいな感じになるので、お菓子を作るのに丁度良いんです!
↓材料は、こちら。ガラクトオリゴ糖と、きな粉、あと風味づけにすりごま。
↓ガラクトオリゴ糖10グラムくらい。(付属スプーンで2杯)
↓きな粉20グラム(同じスプーンで4杯)
↓そしてすりごま適量(適当です^^)
↓これに一旦沸騰させて冷ませた、ぬるま湯を少量足します。
↓そして混ぜます。ガラクトオリゴ糖に粘り気が出てきて、いい感じになります。
↓こんな感じ。
↓タッパーに振りかける用のきな粉を用意します。
↓さっきのきな粉ペーストを丸めて、きな粉をまぶします。
↓出来上がり!
よく、お菓子売り場に売ってる、きなこ飴をまねて作った「自家製きなこ飴!」の完成です。
砂糖を使いませんが、ちゃんと甘くておいしいです。
ガラクトオリゴ糖ときな粉と、すりごまだけで作ったきなこ飴なので、これをお菓子の代わりに食べてれば、絶対にダイエット効果もあるはず!!
まとめ
このガラクトオリゴ糖で作ったきなこ飴、市販のきなこ飴と比べると甘さは控え目ですがしっかり甘いです。
これならタンパク質がしっかりとれるし、お腹にも優しいお菓子、ということで気に入りました!
オリゴ糖で作ったお菓子ならダイエット中でも気にせず食べることができる(はず?)ので、しばらく試してみたいと思います^^!
以上ご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。