私、趣味でこのブログをやっていて、ほんのお小遣い程度ですが収入があります。
で、これって放っておくと会社に知られてしまってまずいことになったりすると嫌なので、どうやったら良いのか対策を色々調べたり、税務署と市役所に何度か足を運んで窓口で教えてもらいました。
「会社の給料以外に、ブログの収入があるんだけど、会社に知られないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?」と窓口で何度も質問して、色々教えてもらいました。
市役所の窓口の方って、すごい親切なんですね、詳しい人にあたったとき、めちゃくちゃ親切に教えてくれて、大変勉強になりました。
ただ、実務に詳しい人とそうじゃない人がいるみたいなのでちょっと注意が必要ですが・・・^^;
そうして何度か足を運んで話を聞いてみたら、特に難しいことなく、手続きをすることができました!
今回は、自分の備忘録的にそれらの内容を記事にしておこうと思います。
ブログ初心者 副収入を会社に知られないようにする対策は?
今、世の中は、副業を推奨する流れがあったりすると思います。
働き方改革とか言って、早帰りが推奨されていますので、会社の帰りとかにちょこっと時間を作って別の仕事をする、なんていうのもやりやすい環境にありますよね。
ですが、まず最初に絶対にやらないとならないのは、自分が勤めている会社の就業規則などを見て、副業が禁止されているのか、禁止されていない場合でも、どういうことに注意しないとならないのかを確認することです。このとき、人事部なんかに質問するのは避けた方が良いでしょう。
若い会社なんかの場合は、副業そのものが禁止されていないケースもあるはずです。
その場合はブログ運営なんかの副収入は問題ないと言えます。
ただ、一般的には、勤めている会社で知りえた情報とかを使って他の会社や事業で利益を得る、という行為は禁止されているケースが多いはずです。
また、特に大企業の場合、その会社の社員のステータスとか看板とかがあるため、会社としてはかなり慎重になるケースが多く、概して副業は禁止されているケースが多いようです。
私が勤めている会社の場合は、他の会社に勤務するのは禁止されていますが、個人でなんかやったりするのは禁止されていませんでした。
そのためブログ運営とか、不動産投資、なんかを個人でやるのは問題ありません。
とは言え、変な噂が立ったりするのはいやなので、やっぱり副収入があるのを会社に知られない方法があるなら、対応しておきたいな、という風に考えました。
また、ブログの内容に関してはあくまで個人の趣味の内容に限定するよう気をつけています。
ま、それでも万が一ばれたら正直に申告するしかないですが。
ブログの内容に関しては本当は仕事で学んだ知識を活用した記事を書くのが一番書きやすいと思うのですが、一般的なビジネス知識と会社独自のノウハウとの線引きが難しかったりするのでなるべく避けるのが無難だろうと考えています。
なぜ、会社に副収入があるのが知られるのか?
では、まず、何故副収入がある場合にその事実が会社に知られることがあるのか?を整理しておきたいと思います。
会社以外の収入がある場合に、それが会社に知られてしまう理由、これは所得税や住民税といった税金の納付が原因です。
個人の所得には、所得税と住民税が課税されます。
個人の所得は、その所得の種類に応じていくつかに分類されるのですが、会社からもらう給料は給与所得、というものに分類されます。
給与所得の場合は、所得税、住民税ともに、個人に代わってまとめて会社が納付してくれる仕組みになっています。
で、会社の給与以外に収入がある場合、その収入にも税金が課税されるわけですが、放っておくと、その通知が会社に行ってしまう、というわけです。
ですので、会社に通知が行ってしまう前に税務署や市役所に行って手続きをして、会社の給与とは別に税金納付を行っておけば、会社に知られることがなくなる、というわけなんですね。
所得税の確定申告に関して市役所と税務署で聞いてみた
所得税は、その所得の種類に応じていくつかに分類されますが、会社の給料は「給与所得」、ブログによる収入は「雑所得」に分類されます。
給与所得は、会社の方であらかじめ所得税を毎月一定額見積もって給与から差し引いて代わりに払ってくれています。
で、1年に一回1年分の給与総額を元に正確な1年分の所得税の金額を計算して、その金額と、毎月見込みで払っていた所得税の金額と比較して、過不足を調整するということをやってくれています。
これが年末調整というやつですね。
ところが、会社の給料以外に所得があると、再度所得税の金額を計算しなおさないとならなくなる、ということになるのですが、これが確定申告と言われるやつです。この所得税の確定申告は、自分が住んでるエリアの税務署にて行います。
つまり、年末調整後に自分で確定申告を行えば、所得税に関しては会社に知られることなく、自分で精算することができる、というわけです。
ちなみに、雑所得は20万円まで課税されないため、ブログをはじめたばかり、などで1年間の収益が20万円に届かない場合には所得税の確定申告は不要、ということになります。
今年は私、年間のブログ収入が20万円以下だったので、所得税の確定申告は行いませんでした^^
住民税の申告手続きや支払いについて市役所の窓口で聞いてみた
そして、もう一つの大きな税金である、住民税。
こちらが要注意です。住民税に関しては、所得税のように20万円などという非課税の制度がないらしく、収入が少額でも申告しておいた方が無難です。
最初に窓口で聞いたときは、若いお兄ちゃんの担当が出てきて、色々聞いた後にブログの収益額を言ったら「そのくらいなら申告しなくてもいいんじゃないですかね~」と言われたんですが、ほんとか?とちょっと疑わしかったので、念のためもう一度窓口に行って他の人に聞いたら、申告してくださいと言われました^^;
どっちやねん!笑
市民税は、自分が住んでる市や県に納税する形になっています。
給与所得の場合の市民税の納付の仕組みは、前年の給与の金額をベースに1年間の市民税の金額を市が計算し、その金額が会社の方に通知されることで、翌年、毎月の給料の中から住民税分を差し引いて会社が納付してくれる、というものになります。
この通知は、概ね毎年6月くらいに行われています。
で、雑所得に関しては、黙っていると、給与所得に加算されてしまい、雑所得と合わせた金額の税金額が計算されて会社の方へ通知が送られてしまうのです。
なので、会社では自社が支払っている給与以外に所得があることが分かってしまう、というわけなのです。
ただ、所得税の確定申告の時と同じ時期に、住民税の申告を市役所に行って手続きをすることで、給与所得とは別に雑所得を納付することが出来るのです。
自分が住んでる市役所の市民税課などに行くと、「市民税・県民税の申告書」というのが置いてありますので、これをもらって必要事項を記入して窓口に提出します。
そして、このとき、給与所得以外の所得に関する納付方法を「普通徴収(自分で納付)」というところへチェックすると、会社の給与とは別に雑所得に対してかかる住民税の通知が、自宅宛てに届くようになります。
こうすることで、給与以外に、雑所得がある、ということが会社に知られることなく自分で納付することが出来るようになるんです。
ちなみに、もし、アルバイトとか、どこか別の企業に副業で勤務して給与所得を今の会社以外のところからもらってしまうと、絶対にこの市民税の通知が会社に送られてしまいますので、会社にばれずに副業することはできません。
もし副業が禁止されている場合には、給与所得を貰うような働き方(アルバイト、別の会社に勤務)は避けないとならないですね^^!
また、ブログの収入額が年間20万円を超えて、所得税の確定申告をする場合には、所得税の確定申告の際、あわせて住民税の申告も行うことが出来たりする、と市役所の方は教えてくれました。(これは市によって手続きが異なるようです)。
ただ、正直なところ、ブログの収入があるという事実を、どうやって税務署なんかは知るのか?は疑問です。
ある程度大きな金額にならない限りそこまで調査をしてくるとは思えず、黙ってれば分からないんじゃないか?、という気もしないでもないのですが、やっぱりそこは正直に金額が少額でも申告しておいた方が安心ですよね。
なので、少しの金額でもブログ運営で収入が発生したら、市役所なりに相談しに行くのが正解なんじゃないかなと思います。
まとめ
というわけで、今年は、所得税の確定申告はしないですんだので、市民税の申告を市役所に行って手続きをしてきて、終了ということになりました。
手続き自体は意外と簡単だったのと、市役所の窓口の方が非常に親切に教えてくれたのであまり無駄足をすることなく処理することが出来て良かったです。
来年は、最低限、所得税の確定申告をしなくちゃならないくらいの収入になってるといいな、と思いつつとりあえず終わりです^^;