よくスーパーやコンビニに行くと売っている干し芋。
小腹が空いたときにチョコやビスケットとか食べるより断然体に良い!ということで最近人気が出てきています。
私、職場とか外出先とか小腹がすくと、以前はチョコとか、ビスケットとか、喫茶店でチョコクロとか(笑)食べておりました。
ですが!
最近は、いい歳だし健康を考えて、なるべくお菓子は食べないようにし、お腹が空いたときは食物繊維が豊富で体にもやさしい干し芋とかドライフルーツとか食べるようにしています。
そんなわけで、一時期からよく干し芋食べるようになったんですが、小さい袋にちょこっと入ってるのが、結構いい値段しますよね。
それに、よく見ないと砂糖が加えられてたり外国産(中国!)だったりするんで、うーむと思っていた時に、なんかのテレビ番組で作り方をやってたのを見たんです。
あ、これ簡単そうじゃん、、、ということで、家で作ってみようということになりました。
そうしたら、これが意外に簡単に美味しくできるんで、びっくり。
ただし、美味しく作るためにかなりの回数干し芋作りましたが(笑)
手軽に簡単に作るには少しコツが必要なので、私なりの作り方をお伝えできればと思います。
干し芋の作り方。手作りを試してみよう
まずは、干し芋の手作りするにはスーパーとか八百屋さんへ行ったときサツマイモを買ってきましょう!
サツマイモの旬は、概ね、9月ころから2月とか3月くらいです。
夏の終わり頃から収穫が始まり一定期間保管されることで熟成して糖度が増しておいしくなるのですね~
なので、市場に出てくるのが秋~春、という感じなのです。夏場はあまり置いてないですね。
で、どれも同じに見える芋ですが、やっぱり元のお芋さんが美味しい方が、干し芋も美味しく出来上がります。
パッと見美味しそう!に見えるお芋さんが、食べてみたらあんまり甘くなくておいしくなかった、、、ってことが結構あると思います。
やっぱり新鮮でしっかり成長したものが甘くて柔らかくて美味しいんです。
ですので、まずは、パッと見てわかる簡単な美味しいサツマイモの見分け方をご紹介します。
美味しいさつまいもの見分け方
<その1>
適度な太さで紡錘形をしていてずっしりしているもの
形としては、レモンを細長くしたような、先が少し細くなってるけど丸っぽくて太い形のものが美味しいと思います。
それと、これは野菜・果物全般に言えることですが、持った時外側がしっかり固くて、
ずっしりした感じがするのが、新鮮で中身が詰まっている証拠です。
見た目が大きくて立派でも、持った時に、少し外側が「ふにゃっ」とした感じがするのは、古くなってる可能性があるので注意してください!
<その2>
表面のでこぼこ(くぼみ)の深くないもの
売ってるサツマイモをよく見ると、でこぼこがあって、くぼみから根のようなものが出ていると思います。
このくぼみが浅いものが美味しい可能性が高いです。くぼみが深いものは、繊維質が多くてパサパサしてることがあります。
<その3>
両端の切り口に蜜が出ているものまたは、少し黒くなった蜜の跡がところどころついているもの。
切ったところから蜜が垂れてるようなのがあったら、概ね間違いなく甘い芋です。
あとは、表面に乾いて黒くなったのがべたっとついていたりするのも蜜が乾いたものなので美味しい可能性高いです。
これ、見た目がきたないので避けがちですが、蜜が垂れたのが固まったものなので逆に糖度が高くて垂れてきたということで美味しいんです。
<その4>
黒い斑点のようなものがないもの。
これは、あまり見かけないですが、表面に黒い斑点のようなものがついてることがあります。
これは、保管されているときの状態が悪くて傷んでしまった可能性があるものです。
食べても甘くない可能性があるので、避けた方が良いと思います。
と、いくつか見分け方をあげさせていただきました。お店でサツマイモを選ぶときに参考にしてみて下さい!
次に調理の仕方のコツをご説明します。
干し芋の作り方。意外と簡単!
では、よいサツマイモを選んで買ってきたら、次は実際に干し芋を作ってみましょう!
<コツその1>
蒸し器でゆっくり蒸かす
私、色々試してみましたが、一番簡単で、美味しくできるのはズバリ「蒸す」調理法かなと思います。
サツマイモの甘さは、イモに含まれているデンプンが熱を加えることで酵素の働きにより、糖に代わったものなんです。
この酵素が一番活性化するのが、70度前後くらいと言われておりまして、この温度帯でゆっくり熱を加えるとより甘さが増す、というわけです。
焼き芋がすごく甘いのは、過熱した石でゆっくり熱するからなんでして、蒸すときにもこれと同じことをやる、というわけです。
石焼き芋も試しにやってみて、まー、やっぱり焼き芋が一番甘くてうまいかなと思いましたが、普通の家庭の調理器具で簡単に作る方法をご紹介したいので、今回は対象外!笑
というわけで、強火で一気に蒸かしてしまうのではなく、ゆっくりじっくり、時間をかけて蒸かす。これがもっとも簡単で美味しい作り方と思います。
水からゆっくり過熱していき、沸騰したらごく弱火にしてじっくり蒸かします。
時間にすると、一般的な太さ大きさのサツマイモで、最低一時間は蒸す感じでしょうか。
箸がスポッと通るくらいの柔らかさが出来上がりのサインです。
<コツその2.切り口を確認>
そして、蒸かした芋を切ったときに、白い部分がなくなっていればうまく出来上がった証拠です。
白い部分はまだ蒸かしたりなかったり、甘さが十分引き出せてないことになるので、もう少し蒸かした方が良いかと思います。
<コツその3.皮をむいて薄くきる>
皮はついててもまずくはないですが、干した時にちょっと口に残る感じになるため、ほくほくの状態の時にさっとはがしてしまったほうが美味しい出来上がりになります。
また、干す際、より乾きやすくするため、少し薄め(5ミリくらい)の厚さに切りましょう。
<コツその4.天日干しにする。風がよく当たるように、ざるや野菜ネットで干す>
お日様の光に当てて干すことで、より甘さが引き出されるようです。
一番のおすすめは野菜ネットを使って干すことです、
ちなみに、最初、横着してお皿に並べて干してみたんですが、これだと裏側が中々乾かず時間がかかってしまい、カビが生えたり傷んだりしてしまいます。
干し芋の作り方。おいしい仕上げ方のコツ
で、野菜ネットに並べて干して3~4日。
最初透明な薄い黄色だったものが、あめ色に代わってしっかりした状態になってきたら出来上がりです。
大きさも水分がとんだことでかなり小さくなります。
大体、3分の2から半分くらいの大きさになってくるイメージで、もっと固い仕上がりにしたければ更に2~3日干して、
(色が黒っぽくなりますが)、表面が乾燥して固くなったら出来上がりです。
出来上がった干し芋は、冷蔵庫で保管すれば1~2週間は持ちます!
(冷凍すれば1か月以上保存することも可能です。)
まとめ
いかがでしょうか。
美味しく作るコツをまとめますと、
1.美味しい芋を選ぶ
2.ゆっくりじっくり蒸し器で蒸す
3.お日様に当ててじっくり時間をかけて干す
この3つになるかと思います。
砂糖を使ってない天然の甘さの手作り干し芋を作って小腹が空いたときのおやつにどうでしょうか!
終