うちでは昨年から味噌の手作りを始めました。
今回は、手作り味噌を仕込む時期は冬と夏、いつがよいのか見てみたいと思います。
100均の道具で手軽にできる味噌の手作り
味噌を手作りするのって、興味のある方は多いようですね。
でも、実際に味噌を手作りしているという人にはほとんどあったことがありません。
手作り味噌をやってる人が少ない理由は、大きな樽に大量に作らないとならない、というイメージがあるからみたいです。
あとは、そんなに簡単にはうまく作れないんじゃないか?という風に思ってしまうことも理由の一つのようです。
でも。
実際はそんなことはなくて、4~5リットルくらいの大きめのタッパーがあれば作れてしまいますし、(ジップロックで作ってる人もいるようですね)最初の仕込みさえちゃんとやれば、あとは殆どほったらかしで勝手に美味しい味噌になってくれるので、結構簡単です。
マメをつぶすための道具も、特殊なものは必要なく、普通のマッシャーがあれば十分です。
むしろ、素人がいきなり大きな樽なんかで大量に作ったら失敗したときかなり悲惨なので、味噌の手作りを試してみたいという方は、タッパーやジップロックで少量作るのを試してみるのがおススメかなと思います。
しかも、いずれの道具も100均で売ってるもので十分です(うちでは100均のタッパーと、ミニマッシャーで味噌づくりをしています^^)。
↓100均のタッパーです。深型タイプの5リットルの容量です。これは味噌づくりに最適の形と容量なのでおススメです^^。半透明なので横から味噌の発酵状態が見えるのもなかなかグッドです。価格は100円也。
↓セリアで買ったミニマッシャー。これは上から結構力をいれても曲がったりしない構造なのでおススメです。
マメをつぶすのに関しては、ミニマッシャーで十分可能ですが、フードプロセッサーとかを使えば楽にできるかもしれません。最初は道具にお金をかけないのがおススメです。
100均の道具で味噌を手作り 味噌の仕込み時期は冬と夏どちらが良い?
というわけで!
味噌を仕込むのに、適した季節はあるのか?
についてですが、レシピなどを色々見ると、「冬が味噌の仕込みに適した時期」と書いてあることが多いと思います。
それぞれの季節の味噌の仕込みについてみてみたいと思います。
因みに、私の体験を踏まえた意見ですので違う意見があるかもしれないのはご了承ください^^!
冬~春の味噌の仕込み
味噌は麹菌の発酵によって大豆が徐々に分解されて熟成して味噌になっていくのですが、この麹菌が最も活動する温度は30度前後と言われています。
つまり、夏の時期に最も発酵が進むということになるのです。
冬に仕込むと、徐々に温度が上がっていくのに従い麹菌が活発になり、夏を過ぎて秋ごろに丁度食べごろになります。
私の経験上では、1~3月頃に仕込みをすると大体9月~10月頃に食べごろになるようです。
4~5月頃に仕込むと、10月~11月に食べごろになる感じでしょうか。
冬から春に仕込んだ味噌は、夏の暑い時期(6月後半から8月)になると、急に色が濃くなり味噌の香りが出てくるので面白いですよ。
冬~春の気温の低い時期は、雑菌などの繁殖も少なく失敗することが少ないというのがこの時期がおススメ理由の一つです。
夏の味噌の仕込み
一方で、夏に仕込むのは避けた方が良いのでしょうか?
実は、夏に仕込む味噌はかなり早く熟成するので、時間がかからず逆におすすめなのではないかと思います。
場合によっては3か月くらいで熟成して食べごろの色になってくるので、少し慣れたら夏の仕込みにチャレンジしてみるのもおすすめです。
ただし、この時期は雑菌も繁殖しやすいので、仕込みを行う前に周りをキレイに掃除して清潔にするのと、道具をよく殺菌するなど、衛生面に注意して作業をした方が良いでしょう。
ただ、夏の後半に仕込むと熟成に結構時間がかかりますのでご注意ください。
早めに熟成させたいのなら、6月、遅くとも、7月前半には仕込まないと3か月くらいで熟成するのは難しいと思います。
なるべく避けた方が良い味噌の仕込みに適していない時期は?
では、味噌を仕込むのに避けた方が良い季節はないのか?
ですが、私は、昨年1年を通して計10回近く味噌を仕込んでみましたが、ほぼ失敗せず作れました。なので避けた方が良い季節ってないのではないかな~、という気がしています。
ただし!
唯一失敗したのが、秋に仕込んだ味噌です。
10月下旬に仕込んだ味噌がなかなか発酵せず、最後、黒カビが中まで発生してしまい泣く泣く処分しました。
↓失敗した味噌です。4か月近くたっても色がほとんど変わらず、中まで黒カビがはえてしまいました。
これは仕込みの仕方にも問題があったと思われまして、「秋に仕込んだ」というのはあまり関係なかったのかもしれません。しかも、秋に仕込んで失敗したのはこの一度だけで他のは秋に仕込んでもうまく出来たので、秋の仕込みが必ずしも味噌の仕込みに適してない、ということではないと思います。
ただ、やはり秋口というのは徐々に温度が下がっていくので、それに伴い麹菌の活動が低下していくことになります。麹菌がまだ十分増えてない状態で活動が鈍るので他の雑菌が増えやすくなる、ということはあるのかな、と思います。
また、ネットや本などでいろいろ見てみても、秋口に仕込んだ味噌は時間がかかる、とか、あまりお勧めしない書き方がされてますので、初めてチャレンジする場合は秋は避けた方が良いのではないでしょうか。
因みに、秋に仕込んだ味噌は、翌年の暖かくなる季節、6月~7月頃に食べごろになる感じですので、やっぱり他の季節の仕込みよりちょっと長めの時間がかかる感じですね。
初心者が手作り味噌を仕込むのに一番適した季節
というわけで、味噌の仕込みは何度かやってみてある程度慣れてきたら、どの季節にやっても良いのかなと思いますが、最初にチャレンジするのであればやはり「冬~春」に仕込むのが一番良いでしょう。
季節的には1月から5月くらいまでの間でしょうか。この期間に仕込むと夏が終わるころに食べごろの味噌になっているはずです。
私は初めて味噌づくりにチャレンジしたのは3月下旬で、9月下旬に食べてみたら美味しい味噌になっていましたので、ちょうど半年で味噌が出来上がったという感じで、ほぼ教科書通りでした。
ただし、熟成の期間は目安であり、味噌の色や香りなど状態を見ながら最後食べごろか判断する感じです。
(そういう意味でも横や下側から味噌の状態が見える透明のタッパーはかなりおススメなんです^^!)
また、何でもそうですがはじめが肝心です^^
味噌づくりはそんなに難しくはないのですが、初めてチャレンジした味噌が失敗に終わると、心が折れると思います^^;
そして、もう一回やってみようという気にはならなくなるでしょうから、最初は慎重に失敗しないよう細心の注意を払って取り組むのが重要でしょう。
その他注意点
とにかく最初は、へたに自分でアレンジせず、参考にするレシピを探してその通りにやってみることがおススメです。
そして、作るときには周りをきれいに掃除して清潔にし、雑菌に気をつけて作るのが重要です。
保存容器や道具も作業に入る前によく洗って、熱湯消毒など殺菌をキチンとしましょう。
まとめ
今回は、手作り味噌を作るとき、いつの時期に仕込むのがおススメか見てみました。
特に初めてチャレンジする方は仕込みの時期にも注意した方がよいのでご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。