今年(2019年)9月8日に関東地方を襲った大型台風15号。
直撃を受けた千葉県のエリアではその後大規模な停電が起こり多くの方が被害にあわれています。
今回の台風は、もう少し西寄りの進路になっていたら、藤沢~茅ケ崎、平塚、そして神奈川県の広いエリアが被害を受けていたはずです。
我が家も直撃を食らっていたかもしれず、災害の恐ろしさを再認識させられました。
台風や地震など災害時に注意しなくてはならないことの一つに、停電後、電気が再度通電するときに発生することがある「通電火災」があります。
自分自身の備忘録としても通電火災について、注意点などまとめてみました。
通電火災とは?災害時などの通電後に要注意
台風15号の被害
今回の台風15号は、静岡県沖から北上してきたため、上陸直前の9月8日の真夜中、神奈川県にお住いの方は直撃を食らうかもしれない状態で、気が気ではなかったと思います。
結局進路がかなり東寄りへなりましたが、オンタイムではその進路がよく分からず、真夜中の強風と雨にみなさん心配されていたかと思います。
ニュースでしきりに最大風速60メートルと繰り返していたので、落ち着いて眠ることもできませんでした。
後から見ると、台風の進路は横須賀より東を通っていたようなので、我が家からはかなり離れたところを通って行ったはずなのに、あれだけの風雨。
直撃を受けていたらどんなだったんだろう、、、と本当に恐ろしくなります。
今回の台風では改めて、災害時の常備品などを備えておくこと、など万が一の時の準備が大事であることを感じました。
そして、地震や台風でよく起こるのが停電です。
通電火災とは?
今回の台風では、東京電力の施設がかなりの被害を受けたらしく、大規模な停電が発生しましたが、電力が復帰するときに起こる「通電火災」に注意が呼びかけられています。
通電火災というのは、停電から電気が回復したとき、発生する火災です。
どんなときに起こるかというと、
①破損した電気器具に電気が通ることで加熱、火花が発生
②切れた電線に通電することで火花や熱が発生
③濡れた状態の電気器具、切れた電線に通電することで回線がショートし、火花が発生
④漏れたガスに、通電時の火花が引火
⑤通電したときに発生する火花がホコリなどに引火
など、一旦途切れた電気が再度通るとき、電気が通る先にトラブルがあるため発生するものです。
特に注意しなくてはならないのは、一時避難などで、家を空けるときでしょう。
特に、災害時には、家の中が被害にあって電気器具の破損や電気の回線が切断、家の中が水浸しになっていたり、ということがありえます。
また、避難所へ一時避難するときなどは慌ててしまい、心に余裕がない状態だと思います。
日ごろから、何をしなくてはならないかよく頭に入れておくことが重要だと思います。
通電火災の原因と対策は?
通電火災の原因
では、この通電火災を防ぐためには何をすればよいのでしょうか?
上記の通り、通電火災は、壊れた状態の電気器具などにいきなり通電することで発生する火花や熱、回線のショートなどが原因なので、通電するときにいきなり電気が通らない状態にすることが対策になります。
通電火災の対策
下記は、停電が発生したとき、特に災害などで家の中が被害を受けてしまったり、避難するなど家を一時的に開けるときには行ったほうが良いことです。
①ブレーカーを切る
②すべてのコンセントから電気器具を外す
③電気製品の電源(スイッチ)をオフにする
そして、電気が通電したときには
①ブレーカーをあげる
②電気器具を一つずつコンセントに差す
③電気器具の電源を入れる
この順番で一つずつ確認しながら復旧させる。
これらが対策になります。
電気器具をコンセントから外す、そして、スイッチをオフにするというのは数が多いとかなり面倒ですが、これをやるかやらないかで火事の発生をかなりの程度防げることにながるので必ずやるべきです。
火災を起こすと、自分だけではなく、周りの住民にも迷惑をかけることになりますので、十分な注意が必要だと思います。
また、停電すると明かりが一切なくなってしまいます。
真っ暗だと一層心に余裕がなくなりますし、身動きがとれなくなりますので、懐中電灯を一つではなく複数常備しておくのも非常に重要と思います。
懐中電灯があればペットボトルを使った応急措置のランタンも作ることが出来ます。
今は、100円ショップに行けば、LED製の結構性能がいいのが100円で売ってますので、いくつか買っておくこと、また乾電池も常に使える状態で、すぐ出せるところに置いておくことも大事だと思います。
まとめ
大きな地震や台風の後、通電火災により火事の被害が必ずと言っていいほど発生しているようです。
我が家でも上記の対策を頭に入れ、十分注意して、行動したいと思います。
以上ご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。