100均ラップの品質は?サランラップやクレラップと徹底比較


日用品で最もよく使うものの一つに、食品用のラップがあると思います。

100均にも食品用ラップって売ってますが品質とかはどうなんだろう?と思いませんか?

正直なところ、安い分品質も悪いんじゃないか。。。とかちょっと心配になったりしますよね。

私もちょっと気になったので、100均の食品用ラップを、サランラップとかクレラップ、リケンラップなどの他の商品と違いを調べて、実際に使って比較してみました。

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100均のラップの使い勝手は?

サランラップとは?

ところで、100均に食品用ラップを買いに行くとき、「100均でサランラップを買ってこよう」とか言ったりしてませんか?

食品用のラップって、「サランラップ」という名前が一般的な印象がありますが、実はサランラップというのは、食品用のラップ全般を指している名称ではなく、「サランラップ」という商標登録された特定の商品名なんです。

ですので、他の商品はあくまで、「食品用ラップ」であって、「サランラップ」ではありません。よく見ると、「ポリラップ」とか「食品ラップ」とか書いてあると思います。

サランラップは、アメリカのダウ・ケミカル社が開発した商品で、もともと軍隊で弾丸とか火薬などを湿気から守るために使われていたフィルムを、食品にも使えることに気づいて商品化したものなんだそうです。

うーん、さすがアメリカ人・・・アメリカ初の日用品って他にも沢山あります。ジップロックなんかもアメリカ発です。

そして、その商品を開発した技術者2人の奥さんの名前が、「サラ」と「アン」、だったことから「サラン」という名前が付けられたんだとか。

なんと、「サランラップ」が、人の名前から付けられた商品名だったとは・・・(・O・)/

私も知ったときは驚きました。

商品開発は、ダウ・ケミカルが行い、多くの国でダウ・ケミカルが商標登録しています。日本では、ダウ・ケミカル社と旭化成の合弁会社が販売を始めて、今では旭化成グループが製造販売している商品になります。

なので、日本においては、サランラップというのは、旭化成の商品のみが「サランラップ」ということになります。

お店に行った時、棚をよく注意してみてみると、「サランラップ」という名称が使われているのは、一種類しかないはずです。

クレラップとは?

一方で、サランラップと並んで日本では馴染みのある、「クレラップ」。

おかっぱの可愛い女の子のキャラクターのCMが流行った、あのクレラップ。最近CMを見ない気がしますが・・・

結構有名人が出てたりしてた時期もあってCMにお金使ってるなー、という印象のクレラップです^^

こちらは、日本初の国産食品用ラップで、呉羽化学という化学メーカーが開発し製造販売している商品です。

日本では、サランラップ、クレラップはいずれも1960年に販売開始され、その後の冷蔵庫の普及に合わせて爆発的に普及していった商品です。

この二つの名称は食品ラップ全体を表してるイメージがありますよね。

ところが!

食品用のラップって、材質で見ると実は他にもいろいろ種類があるんです。調べてみたらちょっと面白かったので少し概要を記載しておきます。

食品ラップの種類は?

食品用ラップはどの商品も同じ素材で作られている、というわけではなく、実はその素材によって、大きく4種類に分けることができます。
その特徴や違いを知っておくと、用途によって使い分けたり、値段も考慮しつつ、使い方を工夫したりできますよね。

ポリ塩化ビニリデン(PolyVinyliDene Chloride、PVDC)

この素材は、サランラップクレラップに使われている素材です。

においや湿気、酸素を通しにくいという特性があります。上述の通り、もともと戦場で弾丸や火薬の保存に使われていた素材であることを考えると、その性能はかなりのものと考えられると思います。
冷蔵庫内でのにおい移りがなく、食材の酸化による劣化と乾燥の防止や、など鮮度を保つのに有効です。
耐熱性は140度で電子レンジ適性もあり、引張弾性、カット性、透明性などの点で非常に優れています。
サランラップクレラップに使われている素材のため、日本における家庭用食品ラップの大半はこのポリ塩化ビニリデン、が使われているということになります。

難点は値段が高いことでしょうか。一番安いポリエチレン素材のラップの3~4倍くらいの値段、という感じかと思います。

ポリエチレン(PolyEthylene、PE)

この4つの中でもっとも値段が安いのが、こちらのポリエチレン。

ポリエチレンは、防水性や耐油性が高いためバケツやタンクなどの製品に使われる素材で、値段が安価なのでラップには適した素材と言えますが、難点は若干熱に弱いというところでしょうか。他の素材に比べると耐熱温度は110℃と低いです。電子レンジで使うくらいなら問題ないですが、念のため外した方がよいかもしれません。(うちでは電子レンジにかけるときは外しています。。。^^;)

最も価格が安いこのポリエチレンが、100均で売ってる食品用ラップの素材です。
その他、スーパーとかホームセンターとかで売ってる激安価格のラップは、ほとんとがこのポリエチレンが素材です。

ポリ塩化ビニル(PolyVinyl Chloride、PVC)

収縮性が強いため器にくっつきやすく、飲食店やスーパーなどの業務用ラップとして使われることが多い素材です。耐熱性は130度で電子レンジ適性もあります。

ポリメチルペンテン(PolyMethylPentene、PMP)

1990年代頃から、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニルなど塩素系のプラスチックを焼却したときに発生するダイオキシンが社会問題になりました。

そこで、非塩素系プラスチック素材(ポリエチレンなど)の需要が高まったのですが、ポリエチレンは耐熱温度が低いため、「耐熱性の高い非塩素系ラップ」として商品化されたのがポリメチルペンテンです。耐熱温度が180℃と、最も耐熱性に優れた材質です。

ただ、現在ではプラスチックごみ処理の技術改善に伴いダイオキシンの発生はそれほど問題がなくなったため、180度の耐熱性がセールスポイントと言えるでしょう。

このように、食品用のラップには大きく分けて4つ種類がありますが、一般的にスーパーとかドラッグストアとか100均などで売られているのは、ポリ塩化ビニリデン(サランラップ、クレラップ)、とポリエチレン製のラップじゃないかと思います。

100均の食品用ラップをサランラップやクレラップ他と比較してみた!

というわけで!

実際に、ドラッグストアとダイソーで買ってきた食品用ラップを比べてみました。

全て幅22センチのもので、一番上から(値段は税抜きです)、

サランラップ:20メートル入りで158円 原料:ポリ塩化ビニリデン

クレラップ:20メートル入りで135円  原料:ポリ塩化ビニリデン

リケンラップ:50メートル入りで178円 原料:ポリ塩化ビニル

100均ラップ:55メートル入りで100円 原料:ポリエチレン

家にあったラップ:40メートル入りで(確か)100円 原料:ポリエチレン

の5種類。残念ながらポリメチルベンデンが原料のラップはあまり一般的ではないらしく、ドラッグストアなどには売ってませんでした。ただし、ネットで探すと売ってます。値段はリケンラップと同じくらい、という感じのようです。

どうでしょうか。こうやって並べて比較すると、ポリエチレンの商品が圧倒的に安いのが分かると思います。

というわけで、100均のラップが安いのは原材料が安い材料を使っているから、と言う事が確認できました。

また、実際に商品を比べてみて分かりましたが、サランラップ、クレラップといった高価格帯の商品は、ラップの材質が違うだけでなく箱の方にもいろいろ使い易くする工夫がされています。

スムーズに出てきやすくしたり、そして、なんと言っても切りやすくすることで気持ちよく使えるように工夫がされていたりして、そういうところにも値段の差が出てきてるなと感じました。

やっぱり売れてる商品には訳がある、ということなんですね^^!

サランラップの使い勝手は?

というわけで!

一つずつ使い勝手を見ていきたいと思います。

まずは、サランラップから。

↓原材料はポリ塩化ビニリデンに、添加物が加えられて使い易くされています。耐熱温度は140℃。レンジとかで使う分には十分です。

↓刃がM字型になっていて切りやすくなっています。

↓箱についてるストッパーが非常に微妙な形状に作られていて、ラップを引っ張ったときに蓋が開いてしまうのを押さえつつ、ラップがスムーズに出るのを邪魔しないようになっていて、かつ、

↓ラップの飛び出しも抑える、というホントに細かい工夫がされてます。

↓最初の取り出しも、非常にスムーズ。。。

↓するーっと、ラップが出てきます。

↓実際に切ってみると、

↓気持ちよいくらいスパッと切れます。

↓実際に使ってみると、

↓やはりスパッと切れて、使い易いですね。

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やはり、さすがに食品ラップの元祖だけあり、箱にも細かい工夫が色々あって非常に使い易いです。

値段が高いので、最近うちでは「サランラップ」を使っていませんでしたが、昔より使い勝手が良くなってると感じました。

ちなみに、サランラップ(下記の、クレラップもそうでした)は、繊維が一方向には切れやすくなっているようで、一方向には一旦切れ目が入ると、スパッと切れやすくなります。手でちぎっても同じで、一方向には、一旦切れ目を入れるとすーっと切れてしまうので使うときにはその点を注意したほうが良いかもしれません。ただ、普通に使う分にはあまり気にする必要もないですが。

クレラップの使い勝手は?

次は、クレラップです。

↓おかっぱの女の子キャラは健在でした^^

↓原料は、サランラップと同じ。細かいところはよく分かりませんが、添加物は少し違うようです。

↓そして、やはりクレラップも、箱の方に非常細かい工夫がいくつもされています。ラップが戻ってきたときの注意とか、

↓使用方法とかも細かく書いてあります。

↓そして、この部分。CMでもやっていたように、クレラップの特徴は、ラップをかけた時に「くるっ」と箱をひねると、「パシッと一発で全部切れる」、という点にありますがそれは、箱のこの部分に秘密があります。サランラップの箱と違って、ふたを閉めるとかなりしっかり閉まるようになり、刃がラップに少し食い込むような感じになってより切れやすくなっています。

↓ラップの飛び出し防止の爪も非常に微妙な形をしていて、細かい工夫がされています。

↓最初の取り出しも、非常にスムーズ。

↓スルーッと出てきます。

↓実際に使ってみると、ラップをした後、箱のふたをしっかり閉めて、

↓少しひねると、パシッと、全部いっぺんに切れます。うーん、快感^^

サランラップ、クレラップ、甲乙つけがたいですが、あえて優劣をつけるとすれば、少しだけ値段のやすい、クレラップの方に軍配、という感じでしょうか。

ただ、どちらも使い易いです。

リケンラップの使い勝手は?

そして、次はリケンラップ。

こちらは、サランラップ、クレラップと異なり、塩化ビニルが原材料です。

改めてこうやって使い比べてみると、材質が全然違うのが分かります。伸縮性が高いため器とかにも張り付きやすく、業務用のラップによく使われている、とのことです。おそらく、スーパーなどで肉とか魚とか生鮮食品のラップに使われてるのがこちらのラップなんでしょう(未確認ですが)。

↓材料は塩化ビニル樹脂。

↓業務用に多く使われているラップです。

↓サランラップやクレラップほどではないですが、取り出しはまあまあスムーズでした。

↓素材が伸びやすい柔らかい感じの材質です。

↓実際に使ってみると、

↓バシッときれいには切れにくいですね。若干引きちぎる感じになってしまいます。

サランラップやクレラップが、伸びにくい材質なのに比べると、こちらのリケンラップの柔らかくて、伸びやすい使い勝手です。お皿とかにもペタッと貼り付きやすい感じですね。

100均のラップ

そして!

↓最後は100均のダイソーの食品用ラップです。

↓材料はポリエチレンです。

↓塩化ビニルと同じように柔らかい素材です。

↓使い勝手としては、やっぱりパシッとは切れなく、若干引きちぎるような切れ方になってしまいます。箱には細かい工夫とかはあまり感じられず、ギザギザカッターがついてるだけ、、という印象です。でも丁寧に使えばきちんと切れるし使えます。

普段使いする分には、あまり支障がないですが、やっぱりサランラップやクレラップなどと使い比べてしまうと、さすがに使い勝手としては少し劣るかな、、という感じですね。

でも、値段が三分の一以下ですから当然ですよね^^;

まとめ

というわけで、いくつか食品用ラップを比べてみましたが、やはり100均のラップが安いのには訳がありました。

と言っても、普段使いする分には全く問題なく使えるので、「安さを求めるのであれば100均のラップ」と考えておけばよいのではないかと思います。

一点だけ気をつけた方がよいのは、耐熱温度が他のより少し低めである、という点だけでしょうか。

高温のものに直接触れるような使い方は避けて使う、この点さえおさえておけば、問題なく普段使いできると思います。

以上ご参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

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