秋の味覚の柿っておいしいですよね。
柿が大好きで、干し柿も大好きです。
うちでは、この時期渋柿を入手して干し柿を手作りします。
今年は地元神奈川の農協で渋柿をたくさん売ってるのを見つけました!地元産の渋柿で早速干し柿を作りました。
神奈川で販売している渋柿
渋柿って普通のスーパーや八百屋では売ってなくて、ネット通販とか直売所などでしか入手できません。
今年は、地元神奈川のさがみ農協の直売所で販売しているのを見つけまして沢山購入してきました。
↓地元さがみ農協の「わいわい市寒川店」
↓店頭で普通の柿と並んで沢山渋柿が売ってます。
渋柿で干し柿を作る
干し柿の作り方はいたって簡単。若干面倒ですが^^
皮をむいて、紐でつるして、煮沸消毒してから、日当たりの良い場所で2週間くらい干す。
(煮沸消毒の代わりに焼酎などの強いアルコールで消毒するのもよいようです)
これだけです。
渋柿と甘柿の違い。なぜ干すと甘くなるのか
渋柿って、糖度が普通の柿より高いそうで、干し柿にするとうまみが凝縮されることもあって甘くなるんですね。
柿に含まれるタンニンというのが、渋みの原因なんですが、タンニンには水溶性と不水溶性のものがあり、渋柿に含まれるタンニンは水溶性なんです。
だからそのまま食べると渋く感じるんですね。干すと、水溶性のタンニンが不水溶性に変わるらしく、舌に触っても渋く感じなくなるんです。
因みに、甘柿にも渋柿と同じくらいタンニンは含まれているそうですが、こちらは不水溶性のため、食べても渋く感じないのだそうです。
干し柿というのは、渋味を抜くために干す、という先人の知恵の食べ物なんです。
干し柿を作ってみた!
では干し柿を作ってみましょう!さがみ農協で買ってきた寒川産の渋柿。約7キロ。
これで1200円也。通販より大分安いです。
渋柿と甘柿の違いの大きな点の一つは、渋柿は収穫するときにヘタのところに枝を残していてくれる点です。これがないとつるすのに不便なんです。
この枝です!^^
一個一個剥いていきます。
紐でつるしていきます。つるす紐は丈夫なものなら正直なんでもOK。ヘタの部分に3~4回しっかり巻き付けるだけで、大丈夫です。巻き付けるだけで枝にうまく引っかかってまず取れませんので固結びとかにする必要はありません。
一つの紐に、5~6個つるすと干す時に楽です。干す場所にもよりますが。
沸騰したお湯に5~10秒くらい浸して、煮沸消毒します。
こいつを日当たりの良い場所に干していけば一旦作業終了です。
これは干してから1週間経過後のものです。大分小さくなるんです。お天気にもよりますが、2~3週間干すとしっかり干せます。
左が干す前、右が1週間干したやつ。随分小さくなりますよね。干し柿のいい匂いがします。ときどき少し揉んで中を柔らかくしてやるとより乾燥しやすくなるのと中が柔らかくなって美味しい出来上がりになります。
干し柿作りの注意点
干し柿作りで一番注意が必要なのは、カビ対策です。
最初に煮沸消毒するものの、やはり、湿気が多かったりするとカビが生えてしまったりします。
もしカビが生えてしまったら、カビの部分を取り除いて、もう一度煮沸消毒して、干しなおしましょう。全体が腐ってしまってなければこれで大丈夫です。
あと、もう一つ大事なのは、干しはじめの数日間、天気が良い日が続きそうな日を選んで作業することです。
日光消毒されるのと、早く乾燥してくれるので、カビが生える機会が減ることになります。
最初の生の状態からできるだけ早く外側を乾かすとカビにくくなるんです。
干しあがった干し柿はとても甘くて、売ってる干し柿と何ら変わらない美味しさです。自分で作ったと思うとよりおいしく感じるはずですよ!
まとめ
少し長めに干してやや硬めくらいに仕上げて出来上がった干し柿を冷凍保存しておくと、長持ちします。
今はいろいろ甘くておいしいお菓子が沢山あるものの、干し柿って、そういうお菓子に負けない甘さや美味しさだと思います。
昔、ばあちゃんが良く作ってたなー、と思い出したりします^^/。
昔は甘いものが少なかったから貴重なお菓子だったんだろうと思います。
干し柿作り、やってみると、作るのはとても簡単です。
今なら渋柿が沢山売ってますので、試しに作ってみてはいかがでしょうか。
以上ご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。