投げ釣りで力糸は必要?PEのテーバーがおすすめ。自作方法をご紹介

8月末、海水浴が終わるころからサーフでのシロギスの投げ釣りシーズンが始まりますね。

台風の動向が気がかりですが、とりあえずシーズンに向けて道具の準備をしているところです。

ところで、投げ釣りで遠投しようとすると必要になる力糸。

ちょい投げだったら不要ですが、少し遠投しようとするなら力糸は必要かと思います。

ただこれが消耗品の割には買うと馬鹿にならない値段するんですよね。

今回は、投げ釣りの力糸のご説明と安く仕上げることのできる簡単な自作方法をご紹介します!

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投げ釣りで力糸は必要か?

結論から言うと、堤防とかでちょい投げするくらいのファミリーフィッシングであれば不要です。

が、少し遠くへ飛ばしたいと考えるのであれば力糸は必須なものと思います。

少し本格的に投げ釣りをやるのであれば、仕掛けを遠くへ飛ばすためにはリールに巻く糸はなるべく細いものにするので、力糸がないと投げた時におもりの衝撃でかなりの割合で(というかほぼ100%)道糸が切れてしまいます。

因みに力糸というのは、投げるときにおもりの衝撃で道糸が切れるのを防ぐ目的で、道糸に結ぶ太めの糸です。

通常10メートルくらいの長さのものを使用します。

投げ釣りではできるだ遠くへ遠投しようとすると道糸はかなり細いものを使います。

シロギス釣りでは遠投重視なので投げ釣りの中では一番細い道糸を使うと思います。

ちなみに、私の場合は、PEの0.8号を使っています。

こういった細い道糸を使う場合、力糸が太すぎると道糸と力糸の結び目で道糸が切れやすくなってしまいます。

そのため、力糸はテーパー加工(先のほうが細くなる加工。おもり&仕掛けに結ぶ側は太く、道糸に連結させる側は細くなっています)したものを使ったほうがより安心して使うことができるのです。

投げ釣りの力糸はPEがおすすめ

この力糸、市販されているものに関しては素材がナイロン製のものもあるようですが、私は道糸と同じPE製のものを使っています。

道糸に関しては色々試しましたが、私はPE製のものが一番丈夫だし軽く投げやすいかなと感じています。PEのラインは、ナイロン製の糸と違ってほとんど伸びないし丈夫で軽くて長持ちします。

また、フロロカーボンなど他の素材のものより、探すと結構安くて丈夫で良い商品があるのも分かった、というのがPEを選んでる理由です。

PEラインは伸びにくいためアタリがダイレクトに伝わってきやすいので、特に遠投する場合には最適の糸ではないかと思います。

そして、力糸も道糸と同じくPE製を使うようになりました。

ただ、PEのテーバー加工してある力糸というのは、買うと結構な値段がします。

力糸は、投げるのを失敗しておもりごと切れて飛んで行ったり(涙)、根かかりしたり、など結構な割合でロストしますので、安く仕上げるために自作できないかなと思っていたら、知り合いのベテラン釣り師から作り方を教わることができ、それ以来自作するようになりました。

投げ釣りの力糸の自作方法をご紹介

というわけで!

前置きが長くなりすみません。

力糸の自作方法ですが、船釣り用のPE糸を使って作ります。

まず、船釣り用のPE糸、5号か6号くらいのものを購入します。

これは高いのを買う必要はなく、100mで大体1200円~1500円くらいの特価で売ってるやつで大丈夫です。

力糸は10mあれば十分なので、100mの糸で10セット作れることになります。

1500円くらいで10セット作れるんですから、一セットあたり150円と、大分節約になるはずです^^!

船釣り用のPEは、細い糸が撚られて作られています。

4本撚りと、8本撚りの2種類があるようで、買う糸は安いもので大丈夫なのですが力糸作成用には8本撚りを選んでください。

ぱっと見分からなかったりするので、店員さんに聞いた方が良いかもしれません^^

これをほぐしていって作ります。

作り方

<一本目までの作業>
①まず、船釣り用のPEを10メートル分、別の糸巻きに巻き付けます。
→これは、使うときに使いやすいようにするためです。

船用のPEは10mごとに色が変わるようになっていて、また1メートルごとに白いマーカーが付いています。

↓こんな感じ

そして、5メートルごとに白のマーカーに目印(今回のケースではオレンジ)がついて、船の上で分かりやすいような親切設計になっています。

↓こんな感じ

この白い目印を目安に作業するんですね~

②巻き付け終わったら、糸巻きから3メートルくらい糸を出しておきます。

④先ほどPEは8本の糸が撚られて作ってあるといいましたが、これをほぐします。糸の端の部分をほつれさせ、一本だけ糸を引っ張り出します。
↓先端を

↓こんな感じでほぐして一本だけ引っ張り出します

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⑤この糸を丁寧に引っ張っぱりながら、残りの糸を爪でジャバラのように引っ張った一本の糸に巻き付いて行くような感じにしながら、一本の糸を抜き出していきます。
→丁寧にやらないと途中で引っかかったりして、修復できなくなりますので丁寧にやってください。特に最初の一本目が大事です。丁寧にやりましょう!

④白いマーカーを目印にしながら、一本目の糸を2m抜き出したところで、この糸を切ります。
↓2メートル抜き出すとこんな形になります。白のマーカーが3つ分、2Ⅿ+アルファ分の糸がジャバラ状態になってるのが分かりますでしょうか。抜き出した一本の糸は丁度2メートルの状態になっています。

↓白のマーカーのところ(2メートル分ですね)で抜き出した糸を切ります。

⑤抜き出した糸を切ったら、今度は、残りの糸を元に戻していきます。これも丁寧にやりましょう!爪でならしながらゆっくりやります。

⑥抜き出して切った糸。2メートル分あります。細いですね~、0.5号くらいの細さなんでしょうか。。。

<2本目までの作業>
一本目を抜き出して、切ったところまでで、糸の状態としては、2メートル分が、一本糸が少ない状態になっていますよね。
で、一本目と同じことをもう一度やります。

①2本目を抜き出すのは、糸が全体的にほつれていて、一本目よりやりやすいと思います。

②そして、2本目も1本目と同じように2メートル引き出したところで、切ります。

そして再度、元に戻します。
↓2本目を切ってから元に戻したところ。見ただけだとよく分かりませんが、指先で触ると切ったところで本数が少なくなってるのが分かります。

③そして、この2本切ったところで、ほつれを防止するために、固結びを行います。

<3本目~4本目までの作業>

そして、今度は、3本目の糸を抜き出すのですが、3本目については1m分だけ抜き出します。

3本目を抜き出したら同じように、元に戻します。

そして、4本目も同様に1メートル抜き出して、そして元に戻します。

4本目を抜き出したら、2本目を抜き出した時と同じように固結びを行ってほつれを防止します。

<5本目>

最後、5本目、これは、目印なしで大体50センチくらい抜き出して、上記と同じように固結びをしてほつれないようにします。

5本目を抜いて、抜いた糸を切った後、どこで結べ良いか分からなくなってしまったら、切り取った糸を使って長さを図れば、どこで一本糸が減っているのかよく分かります。

↓5本目の糸。約50センチ分の長さです。

↓できあがり。

↓元の太さと比べるとだいぶ違います。8本の糸が3本になってるはずなので当然ですよね。。。

以上で、手製の力糸の完成です。

一応補足説明すると、10メートルの糸のうち、道糸に結ぶ側の部分が、2メートル分、段々細くなるような作りになって、最後の部分は道糸と同じくらいの細さになっている状態になります。

細い方をリールの道糸に連結させて使います。

因みに、この連結するのは、いわゆる電車結びが一番簡単でよいと思います。

まとめ

いかがでしょうか?

この力糸、市販のものと比べても全くそん色ない使い勝手です。

ちょっとひと手間かけるだけでかなりの節約になりますので、時間があるときに是非試していただければ幸いです。

因みに、私はこのやり方で作ってほとんど失敗なく作れているのと、実際に使ってみて全く問題なく使えていますが、失敗してもお約束できませんのでその点だけはご了承くださいm(_ _)m。

道具を作るのも釣りの楽しみの一つでもありますよね!

良い釣りを!

以上ありがとうございました。

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