年末年始や春の異動の季節など、会社勤めをしてると飲む機会が多いと思います。
連日宴会が続くと体も疲れるし、つい飲み過ぎて二日酔い、、ということもあったりすると思います。
二日酔い対策や酔い覚ましには、柿、中でも手軽に持ち歩ける干し柿がおススメでして、今回は柿について少し見てみたいと思います。
柿や干し柿は二日酔いに効くの?
二日酔いに効く柿の成分
柿には、二日酔いに効く成分が多く含まれています。
<タンニン>
柿の渋み成分であるタンニンが二日酔いに効果があります。
アルコールは、肝臓によってアセトアルデヒドという物質に分解されるのですが、これは有害物質なんです。
このアセトアルデヒドは、さらに分解されて、最終的には体外へ排出されますが、許容量を超えてお酒を飲むと、分解に時間がかかってしまい体に残ってしまいます。
これが、吐き気や頭痛など、二日酔いの要因になるのです。
柿の成分であるタンニンは、このアセトアルデヒドと結び付きやすい性質と排出を促す効果を持っているのです。
結び付いたまま体外へ排出されれば、アセトアルデヒドが体内を巡らず、二日酔いの症状が緩和されます^^
ちなみに、この柿の成分であるタンニンですが、水溶性と不水溶性のものがあり、水溶性だと舌に触れた時にもの渋味として感じます。
逆に、不水溶性のタンニンだと、舌に触っても渋みを感じることはありません。
甘柿には不水溶性のタンニンが含まれており、そのため食べても渋くなく、渋柿の場合は水溶性のタンニンのため食べると渋く感じます。
ただ、渋柿も渋抜きや干し柿にすると、渋柿の中の水溶性のタンニンが不水溶性に変わるため、渋さを感じないようになるのです。
二日酔いには甘柿でも干し柿でもどちらでも効果があります。
<カリウム>
カリウムも柿に多く含まれている成分ですが、カリウムは利尿作用があるため、アルコールを排出するのに役だちます。
<ビタミンC>
柿にはビタミンCも多く含まれています。
ビタミンCは体内でアルコールを分解する臓器である肝臓の働きを高める効果があります。
ちなみに、干し柿にすると、ビタミンCが減ると言われており、この点だけは注意が必要かもしれません。
<果糖>
肝臓はアルコールを分解するときに多くのエネルギーを使います。
また、体の中で糖分をエネルギーに変える働きを持っているのも肝臓なのですが、お酒を飲むとアルコールの分解に力を割いてしまうため体がエネルギー不足になってしまうのです。
お酒を飲むとお腹が空くのはこのためなのですが、柿にはエネルギーに変えやすい果糖が多く含まれているため、二日酔いの後エネルギー不足を補ってくれる効果があるのです。
<食物繊維>
柿には食物繊維も豊富に含まれており、整腸効果の高い食べ物といえます。
柿や干し柿は悪酔い、酔い覚ましに効く?
上記の通り、柿には二日酔いや酔い覚まし効果がある成分が豊富に含まれているのですが、では、飲む前に食べても効果があるのでしょうか?
答えはYESです!
それは、柿に含まれているタンニンが胃の中でアルコールを吸収するのを妨げる効果があるためです。
なんでも、柿を食べたあとお酒を飲むと、胃の中のアルコール濃度が3割近く減るとも言われており、「飲む前に食べる!」これは効果があるようです。
もちろん、飲みながら、飲んだ後、食べるのでも効果があります。
干し柿のススメ
このように柿はアルコールの吸収を防いだり、排出したりする効果がある食べ物なので飲む前や飲んだ後に食べると悪酔いや二日酔いを防止できる食べ物です。
でも!
家飲みなら、飲む前に柿を食べたり、お酒と一緒に柿を食べる、というのもできなくはないですが、会社での会食や宴席の場合に生の柿を会社にもっていって食べるのって、なかなか難しいですよね?
でも!
そういう飲みの場合でも、干し柿なら可能ですよね。
干し柿ならかばんに入れて会社にもっていくこともできるので、飲み会の前にパクリと食べておけば、かなり効果がありますよ。
干し柿はスーパーとかの果物のコーナーでよく売ってますよね。
我が家では今年は大量に干し柿を作って冷凍保存してるので、ちょこちょこ解凍して会社にもっていったり、飲み会から帰ったときに食べたりしています。
まとめ
二日酔い、悪酔い、酔い覚ましには柿が効果ありますので、柿・干し柿を是非ご活用してみて下さい。
以上ご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
ちなみに、、、今年は渋柿を買ってきて初めて干し柿を作ってみたんですが、簡単に作れてめちゃくちゃ美味しく作れました。
そのときの記事はこちらです。
⇒
神奈川で渋柿を販売している場所はあるの?渋柿で干し柿の作り方
神奈川で販売してる渋柿で干し柿を作ってみた。甘くておいしい!