食品添加物は危険なの?リスクの考え方や安全に上手に付合う方法は?

食の安全を考えた時、食品添加物ってすごく気になりますよね。特にお子さんのいらっしゃる家庭ではそうだと思います。

でも、残念ながら今や食品添加物を100%避けて日常生活を送ることは不可能といえるでしょう。

ただ、一言で「食品添加物」と言ってもその幅は広く、昔から使われてきたものや害がほとんどないもの、などが多いのも事実です。

今回は、食品添加物について少し考えてみたいと思います。

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食品添加物は危険なのか?

使用が認められている食品添加物というのは、大変多くの実験や研究によってその安全性が確認されたものであることをご存知でしょうか?

でも、いろいろな記事や文献を読むと、殊更大げさに危機感を煽るような文章もあったりして心配になってしまいますよね。

一方で科学的な実験や研究に基づいて安全である、という説明もあったりしてどれが本当なんだろう?と感じてしまいます。

最近、現代を生きる上で食品添加物や栄養など食に関する基本的な知識というのは必要不可欠なものだな~、と感じるようになってきました。

私自身まだまだ理解不足の部分も多いのですが、徐々に知識を深めていきたいと思っています。

今回は食品添加物に対する基本的な考え方について、まずは第一歩として整理していきたいと思います。

食品添加物とは?

食品添加物、というと全般的に危険なもの、というイメージがあるのではないかと思いますが、何故なんでしょうか?

これは、高度成長期の時代に発生したヒ素ミルク事件や公害などのイメージがあまりに強すぎて、今も食べ物に何かを加える、という行為に不信感が根強く残っていることが原因のようです。

また、こういう心理につけこんだ、合成保存料不使用とか、合成着色料不使用とか、無添加、とか書かれている商品を見ると、安全なのかな?と安心して買ったりしてしまうことがあると思います。

でも、本当にそういう商品は安全なんでしょうか?よくラベルを見ると、実はそういう商品にもいろいろな見慣れない物質が使用されていたりすることが多いので注意が必要です。

食品添加物の種類

まずは、簡単に食品添加物の分類を見てみたいと思います。食品添加物はその使用目的で大きく4つくらいの分類に分けられます。

①食品の保存性を高めるために使われるもの
⇒保存料、酸化防止剤、日持ち向上剤、防カビ剤など

②食品の味や見た目をよくするもの
⇒甘味料、酸味料、安定剤、増粘剤、着色料、発色剤など

③加工の際の利便性を向上、形成するのに利用
⇒膨張剤、ゲル化剤、乳化剤など

④栄養強化を目的にしたもの

⇒ビタミン、ミネラルなど

一番使用目的を理解しやすい食品添加物は、①の保存性を高めるために使われるものではないでしょうか。食中毒のリスクを減らすためには、必要不可欠な添加物、ということが言えるのではないでしょうか。これがなければ、コンビニの弁当とかは怖くて買えないと思います。

また、上記の各項目にそれぞれ色々な食品添加物があって、認可されているものだけでも数百あるため、全部を理解することは専門家でもない限り不可能でしょう。
例えば、お菓子からお惣菜まで大半の食品に使われている「乳化剤」ですが、乳化剤一つとっても主なものだけで、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルと4種類あります。

このほかに、レシチン、カゼインナトリウム、などなど色々あるうえ、乳化剤は表示上、包括表示というものが認められており、「乳化剤」とだけ表示すればよいことになっているのです。
そのため、どの乳化剤を使っているのかが分からないのです。
是非、ビスケットでもヨーグルトでもプリンなんでもいいので、裏のラベルをチェックしてみて下さい。「乳化剤」としか書かれていないはずです。この前、ブラックコーヒーにまで使われているのには驚きました。
ホントにどんな食品にも入っている、という感じです。
しかも、この乳化剤、安全なものから沢山摂らないほうがよさそうなものまであるようで、そのすべてを理解するのは難しいな、と思ってしまいます。

食品添加物のリスクとは?

食品添加物のリスクとは?

食品添加物の安全性を考えるうえで必要な考え方として、統計学とかで言うところの、リスクの考え方があります。

これは、その事象が発生したときに起こる損失の量×発生確率、を指しており、「損失の期待値」という言うような言い方をします。

どのくらいのリスク量があるのか、というのは、食品添加物のリスクを考えるうえで結構重要な考え方なので、これについてはまた別途詳しく記事にしたいと思います。

亜硝酸ナトリウムの例

食品添加物に関する記事を色々見ていて、興味深かったのは亜硝酸ナトリウムについてです。

私、化学の専門家ではないので、亜硝酸ナトリウムがどういう物質なのかよく分かりませんが、分類としては「発色剤」に分類されていて、ハムとかソーセージ、ベーコンなどを鮮やかな色付けするのに使われている添加物です。

で、この亜硝酸ナトリウム、他のたんぱく質と結合することで発がん性物質になる可能性があるとのことで、これをもって「危険物質だ」と声高に言ってる記事が沢山あるのです。

大体そういう記事の論調としては、見た目なんて気にする必要ないのになんで色付けするために危険な物質をつかうんだ!という感じが多くて、私も最初はそうだよなー、色なんてどうでもいいから安全な食べ物を探さないといけないよなーと思ってました。

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ところが!

実は、亜硝酸ナトリウムがハムやソーセージ、ベーコンなどの肉の保存食品に使われている一番の理由というのは、発色が目的ではなく、ボツリヌス菌の殺菌のため、というのが事実なのです。

これは単なるブログとか雑誌とか、出所のはっきりしない記事ではなく公的機関の説明などにもそう書いてあるのでおそらく本当なんだろうと私は考えています。

色を綺麗にするために亜硝酸ナトリウムみたいな危険なものを使うなんてけしからん!という風な口調で書いている記事は信用しないほうがよいかもしれませんね。

ボツリヌス菌というのは、相当危険な毒性の強い菌で、微量でも死に至る危険性のある毒を排出する地上で最強とも言われている恐ろしい菌です。

しかも、土の中などどこにでもいる菌で特に肉類を好んで繁殖する傾向があるため、ハムやソーセージなど食する文化のある欧米の人たちはこの菌によって相当な人々が命を落としてきた歴史があるそうです。

で、このボツリヌス菌の繁殖をほぼ100%抑える効果があるのが亜硝酸ナトリウムであり、これによってハムソーセージの安全性が劇的に高まった、ということなんだそうです。

だったら、保存料とかに分類すればいいのに、、と思ったりはしますが。。。ここは謎ですが。。。つまり、亜硝酸ナトリウムは、発色剤兼保存料なんですね。

また、この危険だと言われている亜硝酸ナトリウム、実は普通の野菜とかにも含まれている自然界にある物質で、ハムやソーセージに使われている量を比べると、野菜に含まれてる量より断然少ない、ということが言えるのだそうです。(この辺はもう少し勉強して本当なのか確かめたいと思ってます)

また、これについては別途記事を書きたいと思いますが、全ての物質(毒素を含む)が、人や動物にとって害になるかどうか、というのは一度にとる摂取量によって決まる、という事実があります。

例えば、塩や砂糖ですら、一度の大量にとると死に至るのをご存知でしょうか?

水ですら、一度に大量に飲みすぎると体液の浸透圧のバランスが崩れてしまい水中毒など悪影響を及ぼすことがあるのです。

このように、全ての物質というのは、生物にとって安全な許容量というのがあって、その許容量の範囲の中であれば安全である、という事実があります。

食品添加物については、相当な回数の実験などによりその許容量を検証したうえで更に保守的に100分の一とかの量が許認可される量とされているのです。人間の体は大変よくできていて、多少の有害物質は排出して正常な状態を保つようにできているため、その許容量の範囲内であれば重大な悪影響は起こらないのです。

で、亜硝酸ナトリウムについての一定の許容量というのは、ハムやソーセージでいうと毎日何キロも食べるようなことに相当する量なのだそうであり、普通に食べるくらいであれば害はない、というのが事実のようです。

この、少量の亜硝酸ナトリウムを使用する、ということと、ボツリヌス菌などの細菌による食中毒とのリスクを天秤にかけて、どちらをとるべきか判断すべきということなのかと思います。

食品添加物全てを、危険だ危険だと騒ぐ人というのは単にそれでビジネスをしようとしていたり(そういう本は気になるのでつい読みたくなって買ってしまいますよね。また、無添加食品とか、怪しげな商品を販売する団体だったり・・・)、根拠が間違っていたり、ということもあったりするので、やはり基本的なことは知っていないと、怪しい情報に振り回されることになりかねないな、と改めて思うところです。

添加物不使用 無添加 の意味

また添加物不使用、とか、無添加、などという表示についてですが、食品添加物というのは、許認可されたものが対象であるため、それ以外の物質であれば「添加物不使用」なんてことが言えちゃう、というのをご存知でしょうか?

例えば、保存料に該当する食品添加物を使わない代わりに、更に健康に懸念のある物質をたくさん使った商品を作る、、、なんてことがかなりあるそうで、やっぱり注意が必要です。

日常生活で、食品添加物をできるだけ採らないようにするのであれば、やはり自分で作る手作り料理を中心にした食生活を心掛ける、ということに尽きるかと思います。

それでも調味料などの材料には添加物が入っているので100%食品添加物を避けることは難しいのです。

ただ、言えることとしては、食品添加物は一概に危険なものばかりではなく、食生活を安全・豊かに・美味しくするために必要なものであり、基本的な知識を身につけつつ上手に付き合うということが必要なのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしょうか。食品添加物に対する基本的な考え方を整理してみました。

うまく説明できなかった部分もあったかと思いますので、徐々に修正していきたいと思います。

また、食品添加物については、認可されている基本的なものだけで数百あるため、全部を把握し理解するのは中々難しいでしょう。

また、上記の通り包括表示という制度があるためそもそもなんの添加物が使われているのか詳細が分からない、という問題もあります。

食品メーカーには良心が求められる部分だと思いますが、消費者としてはメーカーの良心に頼るだけでなく、しっかり自分で判断する必要があると思います。

そのため、基本的な考え方としては、基本的な知識を身につけ避けた方が良さそうな添加物が入っているものはなるべく買わないようにする、という行動が必要だと思います。

もう少し整理して、避けた方がよさそうな添加物のリスト、などもまとめていきたいと思いますので、また記事にして行きたいと思います。

今回は以上です。

ご参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

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